阿闍梨蒼雲 霊幻怪異始末 2 (HONKOWAコミックス)

著者 : 永久保貴一 仙翠蒼雲

• 朝日新聞出版 (2018年8月7日発売)

作品紹介・あらすじ

【芸術生活/コミック劇画】『霊験修法曼荼羅』に続く密教僧の新シリーズ、コミックス第２弾。実在するサイキック僧侶・蒼雲さんが神仏の力を借り、巷の怪異を解決する驚異のエピソードを永久保貴一が描くノンフィクションコミック！『HONKOWA』連載中の話題作！

感想・レビュー・書評

[kusukosu214さんの感想 · 2022年1月17日]

永久保先生のシリーズ、最初は怖い！と思っていたけれど読み進めるうちに、「目に見えないもの」と対峙する行者さんの真摯な姿に打たれる。
いろいろと為になることが出てくるが、中でもペットを亡くした飼い主とペットの関係の話が心に残った。

ペットを亡くした時に飼い主が
「寿命だからしょうがない。あっちで安らかにね。また生まれ変わって会えたらいいね」と思うならば動物も逝きやすい。だが、ペットの死を悼むのではなく、自分のつらい感情をぶつけるようだと、ペットに飼い主の負の執着の念がまとわりつく。

お守りは身に付けることで自分が頑張れる、神仏からの授かりもの。

何もないところに負のエネルギーが寄ってくるのではなく、負のエネルギーを持っているところに同じエネルギーが寄ってくる。