第二の地球が見つかる日 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022950468

感想・レビュー・書評

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  • 解説とフィクションが交互に入っている科学書という手法は、新しい試みですね。
    読みやすくとても良いと思いました。
    解説書としても、物語としても、楽しむことが出来ました。
    思わず、物語の主人公の真一くんに感情移入してしまいました。

    古代、地球が宇宙の中心と考えられたが、太陽の周りを地球が回っているとわかり、太陽が宇宙の中心と考えられたがそれも違い、太陽は天の川銀河の一部、しかも天の川銀河の中心近くでもない、そして天の川銀河も宇宙で唯一の銀河では無く、その他にも無数に銀河がある…
    人類を中心に考えられていたことが、それはただの驕りで、まだまだ未熟な文明の段階である。

    大人の成熟した文明になるために、戦争や環境破壊など失敗や挫折を繰り返してしまっている。
    失敗や挫折を経験しながら、これからの子孫のためにほんの少しの大人の知的文明に近づいていることを願いたい。

    もし第二の地球が発見され、新たな知的生命文明と接触出来たとしたら、これまでの地球上のあらゆる文明の概念や考え方が大きく変わり、その時こそが人類の文明の大きな一歩になるだろう。

    素敵な本でした。
    読んで良かったです。ありがとうございました。

  • 系外惑星、特にその観測手段が分かりやすく語られています。"意義付け"に少々気負い過ぎな感じもありますが、読みやすかったです。

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著者プロフィール

渡部 潤一(わたなべ・じゅんいち) 1960年福島県生まれ。東京大学理学部天文学科卒。東京大学大学院、東京大学東京天文台を経て、自然科学研究機構国立天文台上席教授・副台長、総合研究大学院大学教授、国際天文学連合副会長。理学博士。国際天文学連合では、惑星定義委員として準惑星という新しいカテゴリーを誕生させ、冥王星をその座に据えた。著書に『面白いほど宇宙がわかる15の言の葉』(小学館101新書)、『第二の地球が見つかる日』(朝日新書)など。

「2021年 『古代文明と星空の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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