60歳からの教科書 お金・家族・死のルール (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.26
  • (6)
  • (10)
  • (18)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 211
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022951465

作品紹介・あらすじ

60歳は第二の成人式。人生100年時代の成熟社会をとことん自分らしく生き抜くためのルールとは? 〈お金〉〈家族〉〈死〉〈自立貢献〉そして〈希少性〉をテーマに「掛け算」の法則から人生のコツを説く、藤原式大人の教科書。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「自立してから貢献」ではなく「貢献してからの自立」には納得です。自分の価値の見極めの為にもまずはやってみるですかね。

  • 筆者のこれまで歩んで来た人生経験に裏打ちされ、紡ぎ出されてきた、人生の道標となる思考法・実践法を各テーマに沿って紹介されている。成熟社会となり、かつ人生100年と言われるこの時代において、人生をより良くしていくための、どのように掛け算していくかのヒントが満載。人生の時間割を自分で作り、時間の使い方のプロとなり、八ヶ岳連峰型の人生を目指したいと思う。

  • 「今までは正解を素早く言い当てる《情報処理力》が必要だった。これからは正解がない課題の納得解を生み出す《情報編集力》が求められる。今まで《会社に提供してきた時間》をこれからは《自分の時間》として取り戻す。今まで《経済的価値(お金)》を最優先としてきたが、これからは《経済以外の価値(家族、友人、個人的活動、社会貢献)》を重視する。生まれてから死ぬまでの人生のエネルギーカーブ(山と谷)を描き、「死に方」をイメージする。死を意識することで「今ここ」を大事にする。自分の興味・関心領域に合ったコミュニティを見つけて、芸術的に生きる。」

    上記は同意する箇所。そうありたい。

  •  あまり読む価値はありません。

  • 著者はリクルート入社 フェローを得てメニエール病発症。海外拠点で活躍。その後杉並区中学校の校長を務め、数々の改革を成し遂げた。
    ・橋本大阪府知事の児童・生徒の学力アップPJTに携わる。
     部下になるのが嫌だったので、無報酬で引き受けた。
    ・道の体験が出来るチャンスが有れば、お金の多寡に勝る経験が出来る。
    ・子育てが終わった夫婦の有り方 共通のPJTを考える
     妻が作ったアクセサリーを夫が売る等
     犬を飼う事もお勧め
    ・家で勉強する事が難しい生徒の為に土曜日学習 どてらを始める。教員になりたい大学生をボランテイアで募集 一緒に成長
    ・退職した人も一緒に学ぶ、与える
    ・地域本部も創設 色々な社会課題を議論する
     政府から50億円の予算が付き各地で展開する事に
    ・キャリアの上昇が止まる点 その人が無能と見なされた点 組織は無能化するという法則 沈滞化が始まる
    ・自分が無能レベルに達する前に昇進を避け、自分を有能レベルに留まらせる。わざと非社交的なふるまいをしていると周りが昇進を期待しなくなる。
    ・校長という役職が上がり。その上は自治体に一人しかいない教育長。どうしても保身的になる。
    最後の3年間 現場で教鞭を取る。1年、2年、3年(最終年)といい上がり方が出来る。

  • 読みやすかった。中年以上に元気を与えてくれる

  • ふむ

  • 久しぶりに藤原さんの本を手に取ってみた。タイトルから期待した内容ではなかった。ちょっと残念。本をたくさん書く人にありがちな、自分の知識を無理やりタイトルに合わせてまとめた感じ。

  • 他人の時間を、「減らす、やめる、断る」時間の断捨離を決行する。
    人間は一人でいると、他者から受ける刺激がない分、成長のスピードが鈍化する。
    死ぬことは生きること同様に、こう死ぬのが正しいと言う正解はない。死というわけの分からないものを前にしたとき、人は自分自身の納得解をつくっていくしかない。正解は得られなくとも、一人が個別の納得解を持つことは出来る。
    今日、この場で会っている人とは、もう二度と会えないかもしれない、そう考えることで、今この瞬間の関係をもっと大事にしようと言う気持ちが生まれ、今ここにいる目の前の人と、何かを生み出そう、この出逢いに自分の魂の痕跡を残そうというモチベーションにつながる。人生の終わりに必ず訪れる。死を意識することが、生を色鮮やかにデザインする事につながる。
    同じ趣味・関心の領域で人生を受け入れてくれるコミュニティに属することが60歳からの人生には必須となる。
    約1万時間、つまり約5~10年で誰でも裾野を山の姿に変えることが可能
    人生の後半線の豊かさはコミュニティの豊かさで決まる。

全20件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

藤原和博(ふじはら・かずひろ)
「朝礼だけの学校」校長。1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。メディアファクトリーの創業も手がける。1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。2003~08年、杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。2008~11年、橋下大阪府知事の特別顧問。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016~18年、奈良市立一条高等学校校長を務める。

「2021年 『「人生の教科書」コレクション全10冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤原和博の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アンデシュ・ハン...
小林 弘幸
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×