官僚が学んだ 究極の組織内サバイバル術 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022951717

作品紹介・あらすじ

大人の事情うずまく霞が関で官僚として奮闘してきた著者が、組織内での立ち居振る舞いに悩むビジネスパーソンに向けておくる最強の仕事術。上司、部下、やっかいな取引先に苦しむすべての人へ。人を動かし、自分の目的を実現するための方法論とは。

感想・レビュー・書評

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  • 並行して読んだ古野『警察官僚』に比べると、読み物としての迫力が無い。仕事師としての実感に裏打ちされた真っ当なコンテンツではあっても、この著者のこの著作ならでは、の気づきに乏しい感じ。

  • 仕事をしていく上で一番大切かつ厄介なのは人間関係だという。内閣府の官僚や震災後の陸前高田市の副市長を経験した著者の、組織内でのサバイバル術。周りがみなよい人ならよいが、自分の仕事をやりとげるには、理不尽な上司、嫉妬深い同僚、サボタージュする部下たちとも敵対関係にならないことが重要だといい、そのための心構えと具体的な方法が書かれている。見習いたい。

  • 「自分の能力を発揮するため」というよりも「組織内で潰されないため」に、組織内でどう立ち回るか、といったことを中心に著述されている本です。

    この本にある組織内のサバイバル術とは、究極のところ「いかに人間関係に失敗せず業務を進めていくか」ということですが、記述やエピソードは生々しく、それゆえに共感できるところが多くあります。

    組織内での人間関係に気を配る、ということは、たとえくだらないと思っていたとしても、組織で仕事をする以上避けることはできません。また、能力があるのに人間関係で躓いて能力が発揮できないというのもつまらない話です。

    違う組織に移るたびに、また再読していきたいと思います。

  • 方法論が曖昧模糊としていて応用性・具体性に乏しい

  • ・見方を増やすより敵をつくらないこと(田中角栄)
    ・上司と衝突をさけなら意見を通し、実現していく(論破、批判、はしない)
     ×反対です
     〇そのようにすると、私はXXのことがとても心配なのですが・・・
    ・空中戦交渉(どうしても話が通用しない場合)
     1.上から落とす
     2.合同してプレッシャーをかける
     3.相手に影響力を持つ第三者を登場させる
    ・マネジメントが陥るわな
     1.自分でやった方が早い(一人)→奪わない。時間かかってもトレーニング
     2.先週頼んだあの案件、まだやってなかったの→(複数)
    ・無害を装いつつ、なめられてはだめ。強みもさりげなく示し、一目置かれるようにすることも大事

  • 第1章 組織内の敵は人間関係である/第2章 “霞が関流”サバイバル術7か条/第3章 設問(ケース)で考える、上司の対処法/第4章 部下を持つ立場になったとき/第5章 敵をつくらないための4か条/第6章 大きな壁にぶち当たったとき/終章 未来を切り拓くサバイバル

  • だいぶ勇気をもらったけど外資の色濃い自分の環境からすると永田町の風土がちょっと信じられないな


  • 今、自分が置かれている状況のなかで、必要とされている考え方が満載だった。他人の考え方は変えられない、これに尽きる。

  • 国家公務員から被災地の副市長(内閣府からの派遣)、更には出身地の市長にまでなられた久保田掛川市長による役所内での生存ハウツー本。
    経験から来る言葉は概ね同感するものばかり。内容としても難しい話が書かれている訳でもなく心の在り方として参考になるのではないかと思う。

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著者プロフィール

(くぼた たかし)静岡県掛川市市長。


「2019年 『SDGsとまちづくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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