宇宙する頭脳 物理学者は世界をどう眺めているのか? (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022952585

感想・レビュー・書評

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  • 寺田寅彦も、湯川秀樹も、朝永振一郎も、エッセイを書いていた。現代の物理学者も一般向け解説書やエッセイを書く人が、けっこういる。
    ただし、本業からかなり脱線した内容で書く人は、理論物理の人が多い(目立つ)ようだ。数式で構築する世界からの一時的に離れて文章を紡ぐことが、精神衛生上よろしいのかもしれない。
    牧草地で憩う牛や羊の頭の軸線が、南北(磁界の向き)にそろいがち、というのは初めて知った。

  • セーガンの名言、物理法則に反しないことはあまねく必然である。
    様々な偶然があって今の地球があるというよりも、無限大に近いたくさんの宇宙があって、そのうちの一つが今の地球と考える方が自然である。

  • 面白かった。わからない部分もあったが、ユーモアを交えた具体的な説明のおかげで読み通すことができた。この手の新書でクスッとできるのはなかなか無いのではないか。本書で述べられた宇宙論について、著者の別書にて、もう少し詳しく勉強してみたい気持ちにさせる一冊であった。

  • なかなか軽妙なテンポで書かれていて面白かった。
    青木まりこ現象(本屋にいくとトイレに行きたくなる現象)の話題が出ていたのが意外だった。

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著者プロフィール

東京大学大学院理学系研究科教授

「2021年 『ものの大きさ 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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