- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023308190
作品紹介・あらすじ
絶頂期をすぎた日本経済-。世界の変化に取り残されないためには、どのように考え、どのように働き、どのように生活したらよいのか?歴史的な転換点にあるとき、細かな事柄に目を奪われてはいけない。大づかみにした戦後史に、戦後2度目となる日本再生のヒントを探る。
感想・レビュー・書評
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現在の日本経済は占領軍が引き揚げた1952年頃を「夜明け」だとすると、ちょうど午後6時をまわったくらいなのだそう。高く高く日が昇った高度経済成長期を越え、低迷を続ける日本経済が世界から取り残されないようにするためには、私たちはどのように考え、どのように働き、どのように生活したらよいのか。
経済学書にしては珍しく、グラフや表を一切使われていないのが印象的でした。数字が苦手な私にはありがたい!
1930年に生まれ、太平洋戦争、終戦、高度成長期、バブル崩壊、激動の時代を生き抜いた筆者の経験を交えて書かれていて、なかなかリアルな内容に感じられました。
経済の「豊かさ」がそのまま「幸せ」に繋がる時代から、「豊か」なのに「物足りない」「不幸」だとすら感じてしまう、今の時代への変遷の流れはなるほどなあと思いました。
わりとざっくりと書かれていて、堅苦しくもなくとても読みやすかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦後からの日本経済をとても簡単にまとめていてわかりやすい。
しかし、大分おおざっぱである。(そこもさくっと読めて良いのだけれども)
印象に残ったもの
・戦後はアメリカに追いつけ・追い越せで皆頑張った。しかし、今は皆目的がバラバラ
・日本人にとっての社会=会社である。もういちどコミュニティの形成を -
@0512321654