ぼくらは働く、未来をつくる。 向井理×12人のトップランナー

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.53
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本棚登録 : 118
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023313453

作品紹介・あらすじ

AERAで1年にわたって連載した向井理の対談「仕事の理」。
農業やエネルギー、若者の就労問題、シェアハウス、途上国の貧困など現代のさまざまな問題に取り組む起業家など12人との対談集。
なぜ働くのか、社会をどうしたいのか、30代の向井と同世代のトップランナーたちが熱く語り合う。
先が見えない現代、希望を創る仕事をしている人たちの言葉は読んでいると勇気がわく。
就活中の学生、働くことに迷っている若者にぜひ読んでもらいたい一冊。

感想・レビュー・書評

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  • それぞれのトップランナーが夢と目標をもちながら働いているのもすごいけど,人気俳優向井理の立場を鼻にかけていない態度・明治大学農学部時代のエピソードや共通項を考えながらのインタビューはよかった。ただインタビュー形式なので,内容としては本の厚さの割にすくない.これを読んで,気になる人のことを調べると良いのかもしれない.

  • 表紙の向井理に惹かれて読んだ本。

    多様な職種の中で今を活躍する12人のトップランナー。その人たちの仕事観をテーマに向井理がインタビューをしていく。
    十人十色と言うように、業種が変われば見ている方向性も様々。だけど共通して言えた事は、
    ・それぞれが"社会変革"レベルの大きな目的を持ってる事
    ・皆が未来に向かっている事
    だと感じた。
    各々が自身の"仕事"について熱く語り、その内容はこれからを生きる人達への励ましや応援にもなっている。実に良い本だったと思う。

    そして向井理がバリバリの理系男子で、ミドリムシ研究の方が凄い喜んでたのが微笑ましかった。

  • 俳優の向井理氏が飲食、農業などの世界の第一線で走り続ける12人の同世代へ仕事やこだわりについてのインタビューをまとめた一冊。

    読んでいて明治大学の農学部出身ということで専門分野の知識の深さや各人へのインタビューから自身の俳優としての成長に繋げていく姿勢を感じることができました。

    本書で初めて知った職業やテレビで活躍を拝見したことのある方など様々でしたが、それぞれが夢中になりこだわりを持って取り組まれていることや向井氏が取り組みやこだわりについてうまく引き出していると感じました。

    異業種の方から吸収していく姿勢を通じて、第一線で活躍されている俳優としてのこだわりを随所に感じることができて、非常に有意義と感じるとともに向井氏の作品を見るとき本書のインタビューからの成長も感じることのできる一冊だと感じました。

  •  俳優の向井理さんと、それぞれ異なる分野で活躍している12人が「仕事のことわり」について熱く語った対談集です。

     登場する人達に共通しているのは、自分の仕事に多くの愛情と情熱を注ぎ、楽しんで仕事をしていること、そして、信念と夢を持ち、その実現に向けて常に努力し続けていること。

     仕事に限らず、トップランナー達の姿勢を見習わなければ…と反省しつつ読み進めていく中で、好きなことについて語っている彼らの姿が、とてもキラキラしていたのが印象的でした。

     今まであまり知らなかった職業の世界を垣間見ることができ、読み終えると、ちょっと立ち止まって自分のこと、働くということについて振り返って考えてみたくなる一冊です。

    図書館スタッフ(東生駒):ルブリル


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    帝塚山大学図書館OPAC
    https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/803184

  • 理系俳優、向井理と12人のトップランナーによる対談本。
    この本を読んで向井理がどれだけ理系的な思考の持ち主かよく分かった。俳優になってなかったら、研究者にでもなってたんじゃないかと思うぐらい。俳優としてはちょっともったいないかも(この顔で俳優をやってなかったら、それはそれでもったいないかもしれないけど)。
    西辻一真さんとの対談で初めてスーパーで売られている野菜は8割くらい熟した段階で出荷されると知った。そうしないとすぐに腐ってしまうのだろうか。
    それと、ユーグレナの出雲充さんの対談で、ミドリムシは藻類の仲間と知った(出雲さんではなく、向井理の発言)。この本で知ったけど、出雲さんが思ったより若かった。ずっと40代ぐらいの人かと思ってた。
    後、対談じゃないけど、スプツニ子!さんの話で、同性のマウスの間での妊娠に成功したというサイエンスデータがあることを知った。そういう話は聞いたことあるけど、まだ可能性の話なだけかと思ってた……。

  • 未来を作っていっている 頼もしい若者たちの本でした。頑張ってるなぁ 若者!!

  • 366.2

  • 優・向井理と、同世代の各分野のトップランナーたちとの対談集。農業やエネルギー、若者の就労問題、シェアハウス、途上国の貧困など現代の様々な問題に取り組む起業家など12人が登場し、なぜ働くのか、社会をどうしたいのかを熱く語り合う。雑誌に連載された対談をまとめた1冊。

    向井理の対談相手として登場する人物たちは、所属する組織の規模は決して大きくない。しかし取り組んでいる課題の難しさ、そして当人たちの熱意はとてつもなく大きなものだと感じた。
    本書に登場したある企業家は、今の30代は「ここまで到達すれば成功」といった幸せの基準を持たない分、現実にしっかり向き合い「自分にとって何が幸せか」を考えることができる、と述べている。また別の企業家は「同世代に社会の課題を解決することを目指す人間が多いのはなぜか?」という問いに、ひと世代前の企業家の中には、子どものころの貧しさがモチベーションとなり、高級車や高価な腕時計などにお金をはたいている人も少なくないが、我々は物心ついたときから物質的に満たされていた世代だから社会の課題解決に目が向きやすい、と答えている。
    現代は価値観が多様化していて、人生の方向は無限に広がっているように思う。何がしたいのか、何が幸せなのか、自分とじっくり向き合い、覚悟さえあれば自分だけの道を歩んでいくことも可能な時代なのだ。満たされた時代に生きる私たちは、幸せの基準も“自分”からより広く遠く、“社会”へと伸びていっているように思う。私自身も最近は、自分が社会に対して果たせる役割についてよく考えている。自分の中の幸福と自分が社会に施せる幸福を同時に創る方法があると信じ、模索している最中である。

    向井理のインタビュアーとしての姿勢にも感銘を受けた。農学部出身、バーテンダーとしてのサービス業従事経験など、対談相手との接点を見つけて自分に引き寄せて話を掘り下げて深く理解しようとしていた。その積極的な態度は対談相手にも伝わり、対談後の向井に宛てたメッセージでは彼のインタビュアーとしての姿勢を評価する言葉が多々見られた。対談の主人公はあくまでゲストではあるが、数々の対談から、誠実に物事に向き合おうとする向井の人となりをうかがい知ることができた。

  • 対談相手のことがうっすらとわかるインタビュー本。ひとりひとりに割かれているページがめちゃくちゃ少ないので、この内容はしかたないのかな。悪気はないんやろうけど、もうちょっと知りたかった感は否めない。

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