日銀と政治 暗闘の20年史

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023316287

感想・レビュー・書評

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  • 2021/04/09

  • 日銀と政治との暗闘史。
    本書では速水総裁についてはややネガティブに論じているが、それ以外の総裁については冷静に記述していると思う。

    ただ、財政ファイナンスをこれ以上続けるのはあまり良くないのかもしれない。

  • 明確には書かれていないが、著者は現状の日銀による異次元緩和が近い将来、日本経済に大きな禍根を残すことを予想している。どのような過程を経て日銀の独立性が損なわれリフレ派に飲み込まれることになったのかを検証することによって、将来の戦犯探しに本書を資する意図がある。<2.80>

著者プロフィール

鯨岡 仁(クジラオカ ヒトシ)
朝日新聞記者(首相官邸担当)
朝日新聞記者(首相官邸担当)
1976年、東京都生まれ。1999年、早稲田大学卒業、日本経済新聞社入社。2003年、朝日新聞社に移り、2005年、政治部記者。首相官邸、防衛省、民主党などを担当。2008年、経済部記者になり、日本銀行担当としてリーマン・ショックの取材を経験。社会保障と税の一体改革、内閣府、財務省、自民党などの担当を経て、2014年から、ふたたび首相官邸担当に。TPPやアベノミクス(経済財政・金融政策)の記事を担当。景気循環学会所属。主な著書に『この国を揺るがす男――安倍晋三とは何者か』(共著、筑摩書房、2016年)がある。

「2016年 『ドキュメント TPP交渉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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