続・日本人はこうして歯を失っていく 専門医が教える全身の健康につながる歯周病予防

  • 朝日新聞出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023318755

感想・レビュー・書評

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  • 歯周病が、糖尿病をも悪化させると、昔聞いた事がある。
    身内に、その病気があるので、内臓面の病気が、歯に関与している事に驚いたが、昨今当たり前のように説明を聞く。

    しかし、この本を読んでいくと、その他の病気の元は、歯の歯周病にあると記載されている。
    10数年前、知人が、インプラントを治療した。
    高級車1台をもの費用が、かかったけど、その数年後は、治療して失敗だったと言っていた。
    このインプラント治療もその後、有名歯科医らが、ドイツで資格免許を取得で治療していたが、その資格も偽物という事件もあった。
    何を基準に、素晴らしい歯科医に会えるのだろうか?
    歯のブラッシングも、昔の仕方と変わって来て十数年、そしてブラッシングも、食後に!と言われ続けられたが、しすぎもダメという指摘もある。

    自分にマッチする歯科医に相談するのが一番かも……
    今の所、悪い所はないのだけど、私は、年に2回だけ歯周病の定期検診を受けているが、本を読んで、年3回にしようかと、思案中である。

  • 以前、根管治療でひどい経験をした(1か月以上寝れないくらいの痛みが治まらなかった)ので、私の歯医者の選び方はラバーダムを使える環境にある歯医者か、さらにいえばマイクロスコープの設備があるところが必須条件となっています。ラバーダムは保険点数に関係ないので、歯医者は使用を嫌がりますが、そもそもラバーダムすら置いていない歯医者は論外でしょう。(あくまで私見です)
    本書は、歯周病のこわさと歯石取りメンテの大切さ、よい歯科医の選び方などが解説されています。歯のありがたさは失ってみなければわからない・・ようなことがないように、早めに良い歯医者を選んでおきたいものです。では、私のとっておきの秘策をお教えしましょう。1年に何度かの歯石取りで違う歯医者に行き、まずその医院の腕や雰囲気を把握し、帰り際に「根管治療にはラバーダムを使ってもらえますか?」と尋ねます。こんな簡単な質問に、イエスと答えられる歯医者が異様に少ないことに驚くことでしょうが、それだけによい歯医者が見つかった時の喜びはひとしおです。

  • 歯周病はどうして起きるのか、予防するにはどうしたらよいかが書かれていた。
    印象に残ったのは
    ・歯周病が悪化するかどうかは、抵抗力や生活環境の影響も大きい。
    ・歯周病が循環器疾患を引き起こす仕組み。複数の炎症性物質が血管壁を刺激し、動脈硬化を誘導する物質を作り出すことが考えられる。その結果、血管内にアテロームプラーク(糊状の脂肪性沈着物)が発生し、血液の通り道が細くなり、動脈硬化が発生する。
    ・歯周病の原因となるプラークは、食べ物の残りかすを栄養にして増殖する。プラークはバイオフィルムとも呼ばれるように、糊のようにベタベタ、ヌルヌルとしている。このため、歯ブラシでしっかりこすりとる必要がある。
    ・歯ブラシは、使用後1ヶ月たったら新しいものに変更する
    ・歯ブラシだけと、歯磨き粉をつけた場合では、後者のほうがプラークの落ちがいいと実験で証明されているとのこと。でも、データが書かれていない!
    ・1500ppmの高濃度フッ化物配合歯磨き粉は、根面う蝕(歯根のむし歯)予防に向いている。歯周病により歯ぐきが下がると、歯の根本が露出する。歯の上の部分は、硬いエナメル質だが、歯根部分は薄いセメント質なので、酸でとけやすい。
    ・歯磨きは、一ヶ所20回磨く。小刻みに。歯の表面と歯肉の境目に歯ブラシの毛先を差し込むようにあてる。大事なことは、ブラシの当て方。目安は5分以上。歯の表面、裏側、かみ合わせ面。
    ・電動歯ブラシもよい。磨き方が重要

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