棋承転結――24の物語 棋士たちのいま

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  • 朝日新聞出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023322899

作品紹介・あらすじ

最年少名人に王手をかけた藤井聡太の活躍を長く見続けてきた松本博文氏の「藤井聡太論」に加え、以下の24人の棋士・女流棋士が、印象に残る対局や忘れられない失敗から勝負飯や趣味、恋まで語りつくす
渡辺明
森内俊之
蛸島彰子
中倉彰子
藤森哲也
木村一基
谷合廣紀
山口恵梨子
戸辺誠
石田和雄
瀬川晶司
中倉宏美
島井咲緒里
上村亘
中村修
藤田麻衣子
羽生善治
斎藤慎太郎
桐谷広人
佐藤天彦
森下卓
飯島栄治
鎌田美礼
谷川浩司

感想・レビュー・書評

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  • 24人のプロ棋士のインタビュー集。

    大抵の棋士は藤井七冠についてのコメントがあったが、それも含めてどれも面白かった。

  • 錚々たる将棋棋士へのインタビュー録。

    いやなんつうか、時代は変わってたんだと痛感。
    将棋よく見てたのは本当に「羽生世代」時期だって、全く見なくなって久しい。
    知らん人いっぱい。

    ただ、どの棋士の話も面白い。
    ただただ才能と努力、大半が社会に出ることもなく、孤高の道を突き進み、やむおうなく迫る壁にぶち当たるか、そもそも、ハナから壁にぶち当たるか。
    さらに今は、藤井聡太棋士という、訳のわからん災害が立ち塞がる訳だから、尚更だろう。

    あまり知らなかった女流棋士の話も面白かった。

  • 読了 20231107

  •  1973年生まれ、東大法(将棋部)卒、将棋ライター「棋承転結」、2023.6発行。週刊誌AERAに2021.4から連載の記事の当時と今を合わせた内容。藤井聡太論と24人の棋士。24人は旬な棋士、話題性のある棋士が選ばれたのだろうか・・・。いずれの棋士も藤井聡太を熱く語っています。棋士、女流棋士の人なりがよくわかる作品です。

  • 自分はいわゆる観る将なので、いろんな魅力溢れる棋士との対話がまとめられた本書は大満足の内容でした。登場される棋士も引退された先生から若手女流棋士まで幅広く、皆さんの人生の一端を垣間見ることができて、どの棋士の方のお話も興味深かったです。

  • 24人の棋士へのインタビューをまとめた本。
    難しい内容はないので、将棋を知らない人にも気軽に読めると思う。

    登場する棋士も当時のタイトル保持者からベテラン、若手、女流棋士まで、あまり馴染みのない方も多く掲載しているのがおもしろい。
    自分はLPSA所属の棋士については知らないことが多かったので、興味深く読めた。

  • (失礼ながら)比較的マイナーな棋士まで幅広くインタビューされているのが新鮮。インタビュー内容深くはないが、それぞれの棋士の個性はしっかり押さえられており、興味深い話をいくつも読めた。

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著者プロフィール

1973年、山口県生まれ。将棋観戦記者。東京大学将棋部OB。在学中より将棋書籍の編集に従事。同大学法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力し、「青葉」の名で中継記者を務める。日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継にも携わる。著書に『ルポ電王戦 人間 vs. コンピュータの真実』(NHK出版)。

「2015年 『ドキュメント コンピュータ将棋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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