月夜のバス

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 112
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (23ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784030163607

感想・レビュー・書評

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  • 子どものときの不思議な感覚って、夢だったような、現実だったような不思議な感じだったなぁ・・・というのを思い出させてくれました。

  •  月夜の海沿いの国道を走るいつもの見なれた黄色いバス。中をのぞきこむと・・・。

  • 杉みき子さんの簡潔で優しい文章と、黒井健さんのノスタルジックで柔らかな絵が絶妙にマッチした、穏やかできらきらした絵本。

    描かれている場面は、日常の中のほんの一瞬の非日常、ただそれだけなのだけれど、その一瞬が、空気感といい、状況といい、なんともほの甘く素敵な佇まいだ。

    「とおく灯台のあかりが明滅し、海も国道も車たちも、みんな夢のなかにいるような月夜である。」

    いい夜だ。
    大洗の海岸沿いを、夜に車で走った時のことを思い出した。何かが起こりそうで、でも辺りはひっそりとしていて、でもでもなんだか秘密と魔法の匂いがする。

    そんな中、ふいに遭遇する小さな不思議。夢か幻かそれとも本当か。

    深夜に営業する素敵な喫茶店を見つけた時のような、小粒ながらもきらきらした小さな宝物のような絵本だ。

  • 2012年2月22日

    ブックデザイン/岡本明

著者プロフィール

新潟県高田市(現上越市)生まれ。1957年『かくまきの歌』で日本児童文学者協会新人賞、著書は多数あり、教科書にも多くの作品が掲載されている

「2009年 『杉みき子選集 6 ぼくとあの子とテトラポッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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