- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784032012309
感想・レビュー・書評
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原題の「WHAT CAN A HIPPOPOTAMUS BE?」が、『ぼちぼち いこか』になる、この遊び心とセンスの良さに、訳者今江祥智さんの人当たりの良さを感じられた、温かみがあって、物語をより味わい深いものに変えてくれました。
「訳者のことば」によると、エアブラシを使って描かれた、人懐こい見た目が印象的な、「かば」は、とにかくチャレンジ精神旺盛な、明るく前向きな性格で、本編だけでも10以上の様々な職業に挑戦するけれど、それがことごとく・・・となってしまい、時には「もう─いや」と言うこともあったが、それでも全編を通して感じられたのは、悲しみや悔しさではなく、どこかあっけらかんとしたユーモラスな雰囲気で、「次があるよ」といった折れない精神に心を打たれ、そのかばならではの微笑ましい特徴や、大阪生まれの今江さんならではの言葉遊びの楽しさもあって、子どもが読めば、きっとげらげら笑いながら楽しめると思いますし、色々あるけれど、時にはのんびり、じっくりと考えて生きていこうよといった、そんなメッセージには、毎日を忙しく頑張っている大人たちの心を、そっと癒してくれるように思われました。
時間は待ってくれないと言うけれど、それでも、時には自分だけにしかないものを見つめ直してみるのも大切なのではないかといった、それはオンオフやペースの切り替えとも似た、長い人生を生きていく上での自分自身を気遣う意味合いとしても、とても大切なことなのだと感じられたのでした。
はまだかよこさん、素敵な作品を教えて下さり、ありがとうございます(*'▽'*)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この絵本を読んだとき、
悩みを抱えていることがバカらしく感じるほど救われました。
人生失敗があって当然だし、
いいことも落ち込むことがあるのも人生なんだと気づきました。
しんどい時は、休んでも逃げてもいいんじゃないかって・・・
真面目な人ほど逃げられないで苦しむんですよね。
頑張ってもダメなときもあります。
そんな時は、このカバくんのようにちょっと昼寝でも(*^^*)
人生、ぼちぼちでええやん。 -
カバが何をやってもうまくいかないのを関西弁で述べさせたところが秀逸.自虐的にならずに笑いに昇華できています.
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落ち込んだ時や疲れた時に読む本。
「ぼちぼちいこか」
うん、うん。 -
子どもは簡単に似たような繰り返しがあるので楽しめる。大人は失敗しても焦らずゆっくりというメッセージが感じられてるほっこりする。
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かばくんは おおきくて おもたくて ちからもち!
重量級ゆえ、船は沈み、飛行機は飛ばず…なにをやっても失敗ばかり。
どないしたら ええのんやろ
関西弁への翻訳がいいあじだしてます。
うまくいかないときにはひとやすみ。これ 大事。 -
うん十年前に短大のF先生が読んでくれた絵本です。懐かしいです。あれから絵本が大好きになりました。
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仲間内で話題になった絵本。
偶然みかけて思い出して読んでみた。
関西弁に訳された外国絵本って珍しい気がする…
初めて思ったけど、標準語よりなんだかあったかくも感じる。
ぼちぼちいこか(*´∇`*)♪-
2014/05/16
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この本のレビュー、うまくできるやろか。
…できひんかったわ。