- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784033290409
感想・レビュー・書評
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大概の書店や図書館の絵本・児童書コーナーで目にすることができる表紙である。ブルーグレーの表紙に怪しげな3人組と一際目立つまっかな大まさかり。
陰険で怖そうな絵本という印象をもって素通りされる!?感のある本である。『すてきな三にんぐみ』とのタイトルに少なからず違和感を覚えつも、何が素敵だというのだろうか?の疑問を解決すべく数十年前に購入した一冊である。
ページをめくると早速この三人組の紹介である。「ラッパ銃」と「胡椒吹き付け」と「大まさかり」の三つの脅しの道具を用いて夜な夜な金品を奪う泥棒様だと。ある夜いつものように馬車を襲った彼らだが、お客は意地悪なおばあさんの所へ向かう途中の孤児のティファニーちゃんがひとり。金目の物もなく、かわりにティファニーちゃんをつれて隠れ家へ。ぐっすりと眠ったティファニーちゃんが翌朝見たものは数多の宝の山であった。
「まぁぁ、これ、どうするの?」の彼女の一言。(この絵本で唯一、カギ括弧で表記されている)この一言が『悪漢』から『素敵な三人組』に変えることとなる。ユニークなお話です。
しかし、常識的な大人目線で味わうと「奪い取った金品で?」との声も聞こえそうである。このお話の心髄ではないだろうが...。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小さいサイズの
すてきな三にんぐみ -
こわいこわい盗賊3人組。
ある日襲った馬車には小さな女の子が
たった一人。3人組は女の子を連れて帰り、
いままで貯めたはいいが使い道のなかった
金銀財宝でお城を買い、孤児達を引き取っては
お城に住まわせ、幸せに暮らした。
青と黒と赤の表紙はそれだけでも目を引く
けれどお話もとびっきりのいいお話。
国民の税金を湯水のように無駄遣いする
政治家や官僚達よ、よく読め!
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小さい頃に読んだときは
黒くて、怖い感じのお話の印象のほうが
強かったような気がしますが
大人になって読んだ今、
あの子との出会いによって
すてきな三にんぐみになったなぁと思いましたし
最後のページはとても感動しました。 -
名作絵本を。こどもにはまだ少し早いかなと思ったが、存外真剣に聞いていて、小さな子供でも刺さるものはあるのだなと思った。もう少し大きくなったらまたいつか。
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なんと今江祥智さんが訳者だったのを今頃知った。 普通サイズは実家にありますがコロナで帰れていないので、こちらのミニサイズを入手。
やはり良本。第三者の語り口で、カギかっこのセリフはティファニーちゃんの一箇所だけ。 3人が何かを言うことはなく、それがまた良い。 -
すてきな三にんぐみ
2歳11か月
話は聞いてくれるけど、いまいちピンとこない感じ。
―親が選んで借りる
子どものとき好きだったような記憶があるけれど、読み返してみるとうーんという感じ。子どものときの感性を忘れてしまったのか何なのか。
親のお気に入り度 ★★☆☆☆ -
6ヶ月に好きな書店で購入。ミニ絵本がかわいいなと思ってた時期で読んでみたかったので。
息子にはやっぱり難しすぎるけど、いつか読みたい。 -
大きいばんもあります。
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大人の目線で読んでいるからでしょうか。
どこが素敵なのかが分かりません。
今まで襲った人の中にも子どもを持つ親御さんがいたかもしれないのに…。
それに他者から奪ったもので育てるのは…どうなの。
ここで育った子どもは困った人を助けるためには他者から奪ってもいいということ学んで大人になるんだろうな。