ぞうのホートンひとだすけ 新装版 (ドクター・スースの絵本)

  • 偕成社
3.66
  • (10)
  • (7)
  • (19)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 133
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033480404

作品紹介・あらすじ

小さいほこりのその上に、だれかがいるにちがいない。ぞうの目にはみえないような、小さい小さいだれかがいるにちがいない…。ぞうのホートンが水あびをしているとどこからか小さい小さい声がしました。それはだれかがほこりの上にいて、助けをもとめている声のようでした。ジャングルの動物たちは、ホートンの話を信じようとしません。ホートンはたったひとりでその人たちを守ろうと、奮闘します。アメリカをはじめ、世界中で50年以上読みつがれてきた作家、ドクター・スースが描く楽しい絵本!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 50年以上読みつがれてきた作家、ドクター・スースが描く楽しい絵本です。文章にリズムがあるので、長い文章も楽しく読むことが出来ます。
    とっても耳のいいゾウのホートンは、ほこりの中から、目には見えない誰かが、助けをもとめている声を聞きます。ホートンは、ほこりをクローバーの花の上に置いて、目には見えない誰かを守るため孤軍奮闘します。でも、ジャングルの動物達には、信じてもらえません。みんなにも、助けを求める声が聞こえればいいのに…
    まん丸な目、大きく左右に広がった耳、ひょうきんなお顔のホートンが、とても頼もしいです。
    対象年齢 5・6歳から

  • 絵がかわいい。

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
    状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
    「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
    コメント欄に「貸出希望」と書いてください。
    (送り先の住所などはここに書かないでください。)

  • イラストレーターの知人が幼い頃に読んで、かなりの影響をうけたというドクタースースの絵本。
    そっか~これがルーツなんだねぇ。
    やっぱしセンスいいなぁ・・。
    わたしなんて、かこさとしのどろぼう学校に夢中だったぞよ・・。

  • 大好きなドクター・スースの絵本です。
    密かにDVDにもなっています(笑)

    ドクター・スースの絵本の何がいいって、
    主人公が、本当にほんとうに良い人(ゾウ?)で、
    純粋に一生懸命で、自分を信じて、自分の信念に沿ったコトしかせずに、
    何があっても頑張りとおし、
    人生において私が大切だと思っているモノを、バカ正直に貫き通していくからです。
    その不器用さのお陰でヒドイ目にもあいますが、
    そこはドクター・スース、最後には全て報われます。

    ドクター・スースの本は全て、現実にいそうなキャラクターが出てきます。
    ホートンをバカにするカンガルーや、嫌がらせをするお猿さんなども、
    「こういう輩、いるよね~!」
    って感じのキャラばかり。

    ドクター・スースの絵本は、子供にも分かりやすい勧善懲悪なストーリーが多いので、
    そういういじめっ子のようなキャラクターたちに、最後はホートンが勝つというところが、読後スーッとした気持ちになります。
    とても分かりやすい。

    しかも、どんなことがあっても信念を貫くホートンに、子供たちはハラハラしながらも、強さと勇気を感じるようです。

    奇想天外なストーリで惹きつけ、ハラハラな展開で目が離せなくなり、最後には胸がスーッとするような絵本。
    ドクター・スースならではの世界です。

    イラストもステキで、独特の絵がまた想像力を引き出します。
    こんなユニークなストーリーは、ドクター・スースにしか書けない世界だと思いますよ。

    でもでも、もしかして、本当にそんなコトあるのかもしれないね。
    世界は未知の部分が多いもの。
    何があっても不思議はないよね。

    そんな風に、可能性を無限大に広げることができ、
    想像力が楽しく活動し始め、
    人への思いやりも育つような、
    そんな不思議な絵本です。

    ドクター・スースの絵本ほど魅力的な絵本は見たことがありません。
    原文で読むと、更にステキです。
    日本語訳にしてしまうと、楽しさが半減してしまいます。
    そのためか、殆どは日本未発表なのが残念。

    もし海外で見かけたら、是非購入をオススメします。

  • 映画化されると聞いて読んでみた。
    なるほどね、というのが正直な感想。
    ちょっぴり風刺がきいているかな。

    自分の目には見えないけれど、確かに「たすけて。」と声を聞いた。
    だからぞうのホートンはその見えない誰かの存在を無条件に信じて助けてあげようとする。
    一方、周りの動物たちは、ホートンの頭がおかしくなったと思う。
    そうだよね、自分たちの目には何も見えないし、何も聞こえないんだもの。
    だから、ホートンの話を無視し、ホートンが大事にもっているクローバーをとりあげてしまう。

    何を信じるか、人の話をどう聞くか。
    深く読めばいろんなことを考えなきゃいけない。
    さらっと読めばその大事な部分がつかめない。

    子供はどこまで分かっているのかな。
    それとも子供の方が素直にホートンの話を聞けるのかな。

  • 「象のホートンが水浴びをしていると、どこからか小さな声が聞こえてきました。それは、ほこりの上に住む人たちの声でしたが、ジャングルの動物たちは信じてくれません。みんなにいじわるをされながらも、優しいホートンはその人たちを守るために一生懸命がんばります。」


    動物たち、いじわるすぎる!(笑)
    でもだからこそ、ホートンの必死さとやさしさが伝わる。
    大きな大きなホートンが、目には見えないちいさなちいさな命を守る姿か素敵。

  • 思いの外、実は重要な内容の様な気がして来ました。目に見えない様な事や音が聞こえにくい様なことについても思いを向けないと全体が幸せにはならないというような事は地球規模の問題に繋がることかも知れない。

  • ホートンやさしいな

  • 鉄腕アトム:シリウスのしずくの巻

  • ホートンの守る世界がほほえましい。見えないところに見えるものもあるんだよと。

  • maybe, Horton is Mr. Horton hears a who! 2008 the movie show!

  • 未読

全16件中 1 - 16件を表示

著者プロフィール

本名シオドー・スース・ガイゼル。1904年、アメリカのマサチューセッツ州に生まれる。絵本作品は簡潔でリズミカルなことばが特徴で、ユーモアに満ちた奇想天外の物語が多い。邦訳に『ぞうのホートンたまごをかえす』『ぞうのホートンひとだすけ』『ふしぎな500のぼうし』(共に偕成社刊)など多数。1980年に、ローラ・インガルス・ワイルダー賞を、1984年にはピュリツァー賞特別賞を受賞。1991年没。

「2010年 『きみの行く道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ドクター・スースの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×