ぞうのホートンたまごをかえす 新装版 (ドクター・スースの絵本)

  • 偕成社
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本棚登録 : 142
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (49ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033480503

作品紹介・あらすじ

なまけ鳥のメイジーに、たまごをだいていてくれないかとたのまれたホートン。しかたなく、木によじのぼり、たまごをあたためます-あらしの日も、冬のさむい日も、そして春がきても-。しかし、気のどくなホートンの苦労は、それだけではおわらなかったのです。アメリカをはじめ、世界中で50年以上読みつがれてきた作家、ドクター・スースが描く楽しい絵本。ローラ・インガルス・ワイルダー賞(1980年)受賞、ピュリツァー賞特別賞(1984年)受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 娘が小1のときの国語の教科書で紹介されていた1冊です。
    新・小2になった娘と一緒に読みました。

    「わたし、言ってるとこ(登場人物のセリフ部分)、全部読むから!」と、娘が言うので、セリフ部分を娘に任せました。
    ところが物語の前半は9割がセリフで、前半を娘がほぼ読むかたちになりました。
    聞きながら、わたしは全然読むところがなくて娘に絵本を読み聞かされている感じになってしまい、思わず笑ってしまいました。

    タイトルは「ぞうのホートン たまごをかえす」です。
    よくよく考えると、「ぞうがたまごをかえす??」となってしまうのですが、そうなってしまったのには、深~いワケがあるのです。

    次から次へとホートンに襲いかかる災難…
    一難去ってまた一難の展開に、読んでいてホッとする暇もありません。
    それでも任された仕事に一生懸命なホートンの姿に、ほろりとします。

    「ぼくは、やくそくしたんだからな。やくそくしたことは、まもらなくちゃ…。ぞうって、しょうじきものでとおってるんだからな!」(40ページ引用)

    このセリフは少し形をかえつつも、物語の中で繰り返し、つぶやかれています。
    セリフ読み担当の娘も、幾度となく、このセリフを読みました。

    どんな目にあっても、しょうじきものであろうとするホートン。
    そんなホートンにおとずれた、一番のしあわせな出来事とは…??
    結末はぜひ絵本「ぞうのホートン たまごをかえす」を開いて、確かめてみてくださいね。

  • 図書館。ぞう好きな年少息子に、ぞうの本を見つけるとつい借りる。息子よりも年長娘の食いつきが良く、二晩連続でリクエストを受けた。

    私は内容よりも、出てきた「つんぼ」という言葉に驚いた。小学生の頃、プールの授業のあとに耳が詰まると「耳つんぼだー」という会話を友人たちとよくしていた。高学年になった頃か、中学生のころか、「〇〇ぼ」という表現が差別表現になりうることを何かで読んで、それ以来、〇〇ぼという表現は自分が育った地域には多々あるけれど、それは差別的な表現なのか?地域的な方言なのか?よくわからなくなり、使うことを意識的に控えだした。(当たり前に使ってきた言葉なので、つい口をついて出ることもあったが)
    その言葉が、2008発行のこの本で出てきたことに驚き、読み聞かせしながらたじろいでしまった。そこでこの言葉をググると、耳が聴こえない人を指す言葉という情報と、それと合わせて差別用語であるという指摘をしている情報も出てきた。子どものころは、ただ「水が耳に詰まった状態を指す言葉」だと認識していた言葉が、実はその由来は差別的な表現だった、というのは、子ども時代に感じたなんともいえない重たい気持ちを思い出させる。同時に、なぜこの絵本でこの表現が使われているのか、気になる。2022/3/9

  • 「なまけ鳥のメイジーに、たまごをだいていてくれないかとたのまれたホートン。しかたなく、木によじのぼり、たまごをあたためます―あらしの日も、冬のさむい日も、そして春がきても―。しかし、気のどくなホートンの苦労は、それだけではおわらなかったのです。アメリカをはじめ、世界中で50年以上読みつがれてきた作家、ドクター・スースが描く楽しい絵本。ローラ・インガルス・ワイルダー賞(1980年)受賞、ピュリツァー賞特別賞(1984年)受賞。」

  • 何と奇想天外なお話でしょう。題名の通りなのですが、何でも有りの物語でした、最後は神様のチカラによるものでしょうか?

  • 「ぼくは やくそくするよ。」

    なまけどりのメイジーに、たまごをだいていてほしいとたのまれたホートン。ホートンが、あらしの日も、ゆきの日も、たまごをあたためつづけていると…

    「あれは、ぞうどりなんだぞ!!」

  • 頑張ったな、ホートン。やり続けるうちに責任感や愛情が育ったんだね。

  • アメリカらしいコミック風の絵本
    まじめなホートンの繰り返しが
    子どもに受けるようですよ

    もういい加減にしてーとかなる
    ハチャメチャがいいのかな
    ラストの爆発(^^;;
    以前に読んだはずが忘れておりました

  • 表情やキャラクターがしっかりしていてよい。

  • たまごからかえったものがとってもかわいい!愛にあふれてる!

  • 娘のチョイス。初版は40年前とか…(´Д` )
    この作者の絵本を初めて読んだけど、この親しみ易い絵柄はどこかで見たような懐かしい感じ…
    想定外のストーリーにパパも久々に楽しませてもらった。鈴木コージさんと同じく、この作者の絵本を見つけたら、無条件で借りてしまいそう♪(´ε` )

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著者プロフィール

本名シオドー・スース・ガイゼル。1904年、アメリカのマサチューセッツ州に生まれる。絵本作品は簡潔でリズミカルなことばが特徴で、ユーモアに満ちた奇想天外の物語が多い。邦訳に『ぞうのホートンたまごをかえす』『ぞうのホートンひとだすけ』『ふしぎな500のぼうし』(共に偕成社刊)など多数。1980年に、ローラ・インガルス・ワイルダー賞を、1984年にはピュリツァー賞特別賞を受賞。1991年没。

「2010年 『きみの行く道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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