- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784033483108
感想・レビュー・書評
-
ストーリー部分はモノクロ、ページをめくると月に照らされた夏の庭が開けて、ハッとします。月光が不思議な色彩と陰影を描きだしています。伸びやかな子どもたちの楽しそうな動きも、シャガールの絵の世界のようです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
センダックの絵の中でもとりわけ美しいとされる絵…ほんとうに美しい…
こんな日を過ごせる子ども時代、ただただ幸せだ -
ストーリーに続く見開きページがセンダックの絵によって雰囲気のある美しいページになっている。こんな絵本の作り方もあるんだなとイメージが広がりました。
-
モノクロと文章、カラー一枚絵が交互に展開する。
その鮮やかで穏やかな絵が素敵。
夜の不思議な空気感、子供たちがわくわくする気持ちが溢れている。
夏の月夜の、のびのびとした情景が楽しい。 -
『木はいいなあ』の作者ジャニス・メイ・ユードリーの文章にモーリス・センダックが絵をつけた作品です。日本では1983年に岸田衿子さんの翻訳で講談社から出版されていましたが長く絶版となっていました。今回、谷川俊太郎さんが翻訳を手がけ偕成社から出版されました。モノクロの文章のページと見開きのカラーページが交互に配置され、特にカラーページの絵の美しさに惹きつけられます。夏の夜に満月の光を浴びて体中で喜びを表現する子どもたちの表情からは今にもにぎやかな声が聞こえてきそうです。1960年のコールデコット・オナー賞受賞作品です。
-
詩のような文と文のない絵の頁が交互にでてくるのですが、絵がとても幻想的な感じもして素敵でした。
またちがったセンダックの世界を感じました。 -
夏の夜、明るい月が庭を照らすと、うずうずと表に出て遊びたくなる。
そんな子供の頃の物語。
読み聞かせする本として見てみると…。
雰囲気がとても良い本です。
が、子供たちには難しいかもしれません。
大人数の前で読んでも、無反応になっちゃうかも。
少人数で静かにじっくり読むと素敵かもしれませんが、「面白い」のとはちょっと違います。
詩を読む雰囲気に似ています。訳者も谷川俊太郎さんですしね。
むしろ大人が読む、大人に読んだ方が素敵な本かもしれない。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/721524
日が沈んで月がのぼると、みんな庭に出てきて裸足で踊りだす!
幻想的な情景と翻訳・谷川俊太郎の言葉に心動かされる絵本です。 -
センダックの美しい絵。月のきれいな頃に。
-
今回のモ―リス・センダックの絵でひとつ気になった点、月あかりの影で、こちらを見ている猫の影と少し奥にある柵の影の角度が違い過ぎているのですが、どうしても気になりました。