さかなくん

著者 : しおたにまみこ

• 偕成社 (2022年5月11日発売)

作品紹介・あらすじ

さかなくんは、さかなですから水の中で暮らしています。小学校に行くときは、ゴムのズボンをはいて、水でいっぱいのヘルメットをかぶって、ひれにはクリームを塗って……と、ひと仕事。でもきゅっきゅと歩いて通う小学校をさかなくんは好きなのです。ただ、ひとつ、体育の時間だけはきらいでした。なぜなら、さかなくんは走るのが苦手だから……。
さかなくんの暮らす世界を魅力的に描ききった一作。私たちと同じようなごく普通の毎日だけど、どこかちがう、そんな世界をたっぷり味わえます。

感想・レビュー・書評

[ヒボさんの感想 · 2024年4月14日]

多くのブク友さんの本棚に飾ってある本書、図書館にてお借りしてきました♪

今日は朝からヨシタケシンスケさんの絵本を続け読み。
本書を手にしたのが今日でなければね^^;

設定は面白い(=^▽^=)

そしてさかなくんも可愛い((o(｡･ω･｡)o))



さかなくんは、さかなですから水の中で暮らしています。小学校に行くときは、ゴムのズボンをはいて、水でいっぱいのヘルメットをかぶって、ひれにはクリームを塗って……と、ひと仕事。でもきゅっきゅと歩いて通う小学校をさかなくんは好きなのです。ただ、ひとつ、体育の時間だけはきらいでした。なぜなら、さかなくんは走るのが苦手だから……。
さかなくんの暮らす世界を魅力的に描ききった一作。私たちと同じようなごく普通の毎日だけど、どこかちがう、そんな世界をたっぷり味わえます。

著者について

1987年千葉生まれ、埼玉育ち。女子美術大学工芸学科陶コース卒業。背景美術制作会社勤務を経て、絵本制作をはじめる。2014年「やねうらおばけ」で第15回ピンポイント絵本コンペ優秀賞受賞。2018年『そらからきたこいし』で絵本作家としてデビュー。同作が第11回MOE絵本屋さん大賞新人賞第2位受賞。作品に、『やねうらべやのおばけ』、『たまごのはなし』(ブラチスラバ世界絵本原画展金牌受賞)がある。

[Manideさん · 2024/04/19]

ヒボさんも読まれたんですね〜

ヒレがいいですよね(^^)
みなさんの本棚で見かけた時は、不気味に思ってたんですが、なかなかかわいいでよね、さかなくん。
この作品には深みも感じて、とてもよかったです！

[ヒボさん · 2024/04/20]

Manideさん、おはようございます♪
みなさん読まれてますよね～
さかなくんが可愛い((o(｡･ω･｡)o))

[どんぐりさんの感想 · 2024年5月12日]

昨日はチビたちと子ども図書館へ行きました

本探しに付き合っていると、
偶然この本を発見

いろんな人の本棚で見かけるやつ！！と1人興奮して思わず手に取りました

いつもは子どもたちと図書館へ行くと、自分の本をじっくり探す余裕がないので嬉しいー！



さて、しおたにさんの絵本は
たまに見かけても手に取るのははじめて。
可愛らしいさかなくんのお話でした


さかなくんは地上の学校に通ってるんです
ヘルメットをかぶって、
ヒレにクリームを塗って。

その設定がなんとも面白く
ちょっとシュールで、でも可愛い(o^^o)
そんな中にもメッセージがつまっていて、、、

絵も細かく描かれていて
じっくりと、何度も読みたくなります


いろんな動物がいて
できること、苦手なことは様々で
でも相手のことを考えて行動してる。
とても素敵でした(*´-`)

[どんぐりさん · 2024/05/12]

Manideさん

見つけた時めっちゃ1人で興奮してました笑

次行ったら他の本も借りてみたいです
あるといいな(*´-`)

[かなさん · 2024/05/13]

どんぐりさん、こんばんは！
しおたにまみこさんのこの作品、
ホント可愛いですよね(｡>﹏<｡)
他にもたくさん、可愛い作品から
個性的な作品まで幅広くあるので、
ぜひ手にして楽しい時間、過ごしてくださいね♡

[どんぐりさん · 2024/05/14]

かなさん

ありがとうございます♪
めちゃくちゃ可愛いです(*^o^*)
クセになる感じ♪

他の作品も楽しみですー！！

[Manideさんの感想 · 2024年4月14日]

/＿/ 感想 ＿/＿/＿/＿/＿/＿/　
　
これは、面白かったです。
さかなくん、かわいいな…
さかなくん、地上の学校に通っていて、、、
この作品も、やっぱり、シュール感が際立っていて、なんとも言えない感じです。

それでも、さかなくんは、可愛かったです(^-^)

にんげんくんが、さかなくんの家に遊びに来るんですが、そこは、けっこう、面白い視点でした。
にんげんが中心ではないんですよね。

ただ、水の中の部屋に鉛筆削りがあったのだけが、とても気になるところ… しかも、机の上に紙もおいてあったので、ファンタジー感満載な絵本でした。


/＿/ 登場キャラ ＿/＿/＿/＿/

さかなくん
にんげんくん
トカゲさん

[チーニャ、ピーナッツが好きさん · 2024/04/19]

Manideさんの大会の時のなんですね〜
ありがとうございます！みれてよかった☆
ご家族には気がつかれないようにですね、
ハイ、私は内緒にしておきます。口がかたいですからご安心ください〜（笑）

[おびのりさん · 2024/04/20]

はい、素敵です。
私は、ガチなバレーオタクなので　多くは語れませんが。
体育館裏で告白しそうです。

[Manideさん · 2024/04/20]

おびのりさんもありがとうございます(〃▽〃)

ゆっくり、バレーの本を読み始めました。
昔を思い出して、昔の大会のビデオみたら、このイラストがケースカバーだったんですよね。シルエットだけって、なんかずるいですよね。

当時、友人に作ってもらっておきながら、
「左手加工入ってない？
俺、そんなパーマっぽくないよ！
ボールの位置おかしくない？」と、、、
つっこんでました(^^)

おびのりさん、ほんと、詳しいし、会場に足を運んでますよね、すごいです(^^)

[チーニャ、ピーナッツが好きさんの感想 · 2024年4月19日]

再読です
何度でも読みたくなる本

さかなくん、かわいいな、やっぱり！
一生懸命頑張る姿が、もうたまらない♡

しおたに まみこさんの本は
どれも大好きだけれど
この本が一番かも…。

思いがけない発想と丁寧に描かれた
独特の絵に引きつけられるー

子どもたちがまず直面する
小さな社会、小学校
子どもたちみんなそれぞれ違うし
苦手な部分て
誰だってあるものだし
大変だよね、いろいろ…

それを人間ではなく
様々な生き物に置き換えられて
いるのかなと感じられるような
面白い、楽しい絵本


さかなくんの頑張る姿も
そしてトカゲさんと、にんげんくんが
遊びに来てくれたりもして
お友達も素敵だ

ふたりが、さかなくんのためを思って
持ってきてくれたのは
心のこもった優しいプレゼント…！

さかなくんは当然水の中で暮らしていて
キラキラファンタジー世界

私も水の中に住めたらいいなぁ…
水中のさかなくんのお部屋の
学習机には
鉛筆立てと、鉛筆削り
そして…………紙　！
それは教科書とノートらしいものがね…
確かに机の上に…ありました…（笑）

不思議で楽しい水の中ね〜♪

[チーニャ、ピーナッツが好きさん · 2024/04/19]

aoiさ〜ん、こんばんは〜(^^♪

しおたにさんの、さかなくん、
いちばん好き！同じですね⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝♡

絵本がはじまって、すぐの見開きページの
机の上です……紙（笑）
たぶん教科書とノート、開いて置いてありましたよ。

学校行く準備でカバンの中に理科の教科書とか入れようとしてるシーンのところです

機会があれば……図書館などで確認してみて
くださいませ〜(^_−)−☆

ありがとうございます♡

[かなさん · 2024/04/19]

チーニャさん、こんばんは♪
見つけたんですね！鉛筆と紙っ！！
私も図書館で確認してきますっ(^O^)／
ほんと、さかなくん、可愛いお話で
私も大好きですよ♡

[チーニャ、ピーナッツが好きさん · 2024/04/19]

かなさん、こちらでもこんばんは〜♪

そう、紙ね、私も…
紙…⁉って記憶に残ってなくて、
それで、気になったのですよね〜(^^♪
鉛筆削りとか覚えていたけれど…ﾊﾃ！と。

紙……はね、教科書とノート…でした
(^_-)-☆
ありがとうございます…♡

[aoi-soraさんの感想 · 2024年3月11日]

しおたにさんの絵本を読むのは4作目だが、この本がいちばん好き！
色使いが優しくて、幻想的で、本当に美しい。
とても細かいところまで描かれていて、見れば見るほど発見がある。

ずっと見ていたいほど好きな絵は、さかなくんのお部屋かな。
水中だから、ゆらゆら、ぽこぽこしていて、ゆったりと時間が流れている。

さかなくんは、陸地の学校に通う小学生。
その学校は、〝人間〟の学校じゃなくて、〝生き物みんな〟が通う学校だ。
クラスメイトは、トカゲ、人間、犬、猫、鳥…
と様々。
フラットな視点で描かれた世界は心地よい！

学校が好きなさかなくんだが、体育は大嫌い。
足びれで走るのは難しいのだ。
リレーで転んでしまったさかなくんは、
「学校に行きたくない」と思ってしまう。

そんなさかなくんの家に、ふたりの友達が遊びに来るのだけど、ここからが本当に良いの。
こんなふうに、お互いの事を考えて行動できたらいいなぁ。
しかも、当たり前のようにね。


私たちの暮らす社会には、色んな人たちが共に生きている。
当然みんなが同じようには出来ない。
さかなくんの世界のように、みんながお互いのことを知り、考え、行動できたら素敵だな。

[ひまわりめろんさん · 2024/03/13]

あ、ちなみになんか申し訳ないんですがわい秋生まれで一番好きな花は桔梗で一番好きな果物は梨ですw
ひまわりは長女が小さい頃一番好きだったもの、めろんは次女が同じく小さい頃一番好きだったものです

あとほんとちなみになんですが、奥さんが一番嫌いな果物が梨なので毎年ガリガリ君梨味で我慢してますw

[Manideさん · 2024/03/14]

おぉ… ステキですね(^-^)
そうか、そこからなんですね、ひまんりと、めろん

私は、千葉県の白井市というところの隣に住んでいるんですが、この白井市のマラソン大会では、梨が出るんですよ。
梨食べ放題です。
私はそこまで梨好きではないですが、その時ばかりは、パクパクとたくさん食べます。

[なおなおさん · 2024/03/14]

メーロンさんのお名前の由来、初めて聞きました。
娘さんを想うお父さん(´•ω•̥`)…娘さんたちに伝わっているのかな。
りんごからメーロンさんのお好きな梨に変えました。
余談ですが、うちの父の実家(千葉の農家)で、メロンを作ってまーす！

[なおなおさんの感想 · 2023年2月18日]

小学生のさかなくんの話。
表紙の絵の可愛さに惹きつけられる。鉛筆画!?に色を乗せたような柔らかく優しいタッチ。

まずさかなくんの家が魅力的。
牧場のサイロみたいな外観。その天井はまるで葛西臨海水族園のガラスドームのよう…ここが玄関で水が張られ、水槽の家で暮らしている。
さかなくんが学校へ行く時は陸に出るので特別な装備が必要。
逆に陸上で暮らすにんげんくんや動物の友達がここを訪問する時は、また別の特別な装備をする。面白いアイデアだ。

しおたにまみこさんの本なので、何かメッセージ性があるのかな。楽しく読みましたが敢えて言うなら……
─(失敗した時)ほんとは少し泣く。でも水の(ヘルメットの)中にいるから、多分みんなが(涙に)気づくことはない─
というところがぐっと来ました。
誰にでも他人に見られたくない一面があり、また嫌なこと、困難なことに立ち向かい乗り越えるのは、自分仕様の仮面や鎧を身に纏っているからかなと。そんな風にも読みました。

[たださん · 2023/02/19]

なおなおさん、1Qさん、あゆみりんさん

木炭が思いの外、盛り上がっていたので、改めて調べてみたところ、｢さかなくん｣は、しおたにさんが『鉛筆＋水彩』の新たな表現に挑戦されたそうで、木炭は使っていませんでした。
というか、フルカラーの時点で気付くべきでした。
大変申し訳ありませんでした
m(_ _)m

ただ、木炭を使ってるのは本当で、デビュー絵本の｢そらからきたこいし｣は、間違いないと思います。

あと、葛西臨海水族園の裏側見物ツアー、羨ましかったですって、ここで一緒に書くなですよね。反省しております。ごめんなさい。

[あゆみりんさん · 2023/02/19]

たださん、「そらからきたこいし」Amazonでチェックしました。
とても線が細かく綿密な木炭の使い方…素敵です。
柔らかい材質のもので描かれたのが伝わってきますね。
チャコール… 好きです。

[たださん · 2023/02/20]

あゆみりんさん

早速チェックされたのですね。
ありがとうございます(^^)

しおたにさんの絵本の中で、最も大きいサイズなので、実物を見ると、より味わい深いものがあると思います。

[かなさんの感想 · 2023年8月26日]

　しおたにまみこさんの、かわいい「さかなくん」…こちらは、本当に可愛くって！しかも優しい色合いで描かれてて、とってもいい感じです。

　ストーリーは、小学生のさかなくんが主人公…。さかなくんが登校するためにはかなり大がかりな装備をしないといけません…。ゴムのズボンをはき、ひれにクリームを塗り、いっぱいの水で満たされたヘルメットをかぶらないといけません…。でもさかなくんは、それは苦にしていません。ただ、体育の時間だけは別…走るのがとっても苦手なさかなくん、そして体育ではリレーの練習をすることに…。

　悔しくて涙がでちゃうときも水いっぱいのヘルメットの中でなので、誰にも気づかれることはありません。さかなくんが、どうしたらつらい思いをしなくて済むかを考えてくれる、友達っていいですね！さかなくんが友達と一緒に、これからも楽しい小学校生活をおくれるといいですよね♪

[かなさん · 2023/08/28]

1Q84O1さん、おはようございます！
ありがとうございます。ですよねぇ～♪
1Q84O1さんなら、
このオーラに気づいてくれると思ってました！！
『二番目の悪者』もいいでしょ？？
この存在感！！
この作品もまた絵もいいけどストーリーもいいんです(*'▽')

[1Q84O1さん · 2023/08/28]

『二番目の悪者』気になって、うちの図書館にあるか検索してみたらありましたが、貸出中でした…(^.^;

[かなさん · 2023/08/28]

1Q84O1さん、こんにちは！
そうなんですねぇ…貸し出し中でしたか( ;∀;)
どこでも人気なんですね、わかる気がします。

[たださんの感想 · 2023年2月16日]

本書は、一年近く前のロニコさんのレビューで知ったのですが、その時は、作者名をちゃんと見なかったので、まさか、｢たまごのはなし｣の、｢しおたにまみこ｣さんだったとはと驚き、ようやく読むことが出来て、改めて実感したのは・・・もう、ロニコさんのレビューが、この絵本の全てを語っていることでして、私が何を書いても、ロニコさんの補足のようにしかならないであろうと感じた時、さてどうしようかと思いました。

ですから、もしこの絵本の事をすぐに知りたいのでしたら、ロニコさんのレビューを見るのが一目瞭然なので、そちらをお勧めいたします。

それから、ロニコさん、何度かコメントのやり取りをさせていただいた事に甘えてしまい、断りもなく、勝手にお名前を掲載してしまい、申し訳ありませんでした。
そして、素晴らしい作品をご紹介下さり、改めて、ありがとうございます。


本書は、しおたにさんの三作目の絵本にあたり、偶然なのか、作品を重ねる毎に、モノクロから段々と色付いていき、今回は目にも優しい、抑えた色味が美しいフルカラーとなっております。

また、舞台は、ちょっと先の未来を見ているような、人間もとかげも猫も鳥も魚も、それ以外の動物たちも、皆、同じ学校に通って暮らしている、夢のある設定で、円柱形の｢さかなくん｣のお家も、水の中でしか暮らすことの出来ない、そのライフスタイルに見合ったものになっており、デザイン性、機能性、共に抜群です。

とはいっても、やはり、さかなくんにとっては、陸上にある学校に通うのも中々大変で、それをするには、まず水中で、表紙のようなゴムのずぼんを履いて(緑色のお椀みたいなやつ)、その上にガラスのヘルメットを被って、てびれをゴムの穴に通して、それぞれがしっかりはまったら、水の外に出て、ひれにクリームを塗り(おそらく乾燥防止の為)、最後にゴムの靴を履いて、やっと学校に行けるようになります。

これを見るだけで、他の動物よりも、手間ひまかけていて大変そうだなと思えましたし、実際、さかなくんは、ずぼんがぴちぴちしているのが気持ち悪かったり、水の入ったヘルメットが重かったりと、そのスタイルには欠点も多そうですが、その着替えのシーンでは、ちょうど出勤前なのでしょう、ご両親も同じ格好をしていて見守る中、お母さんが、さかなくんの着替えを手伝っている姿には、微笑ましいものを感じましたし、さかなくんは、歩くときのゴムの靴の鳴る音が大好きなので、それに夢中になれば、あっという間に学校に着きますし、そもそも、さかなくんも好奇心旺盛な事に変わりはなく、知らないことを知ったり、友達と遊んだり、皆で食事をするのも好きで、要するに学校が好きなのです。

そんなさかなくんですが、実は、一つだけ嫌いな事があって、ある出来事がきっかけとなり、一気に学校に行きたくないと、塞ぎ込んでしまいます。
せっかく、学校が楽しいと感じていたのに、こうしたとき、周りの人達は、いったいどうすれば良いのでしょうか？


もう、私が書くまでも無いのですが、私の目には、さかなくんも、とかげくんも、ねこくんも皆、違う個性を持った人間に見えてきますし、あるいは、持って生まれてきたものが、それぞれに異なる、その人自身にしか分からない、人間の特性といいますか。

本書で問い掛けているのは、まさに、世の中には、想像の枠を平気で超えるような、様々な人がいるんだよという事だと、私も思いますし、一人だけ良ければいいというわけじゃなく、あくまで、それぞれ皆が、その素敵な個性を保ちながら、気持ち良く毎日を送るにはどうすればいいのかという事を、おそらく、しおたにさんの作品で最も可愛らしい絵柄が教えてくれているのだと感じました。

そこにあるのは、シンプルだけれど、それぞれの良いところを認めてあげることであり、それぞれの特性を実際に体感してみることであって、体感して、初めて気付く事もありますし、意外な喜びに出会うこともあります。

それは、さかなくんを遊びに誘った友達二人を、初めて自宅に案内した時の、唯一文章の無い、見開きいっぱいの大パノラマの開放感溢れる絵の中を、とても嬉しそうに案内する、さかなくんの表情が全てを物語っているようでもありますし、その後の、友達二人の行動も、そんなさかなくんだけの特性を、よく知っているからこそ、出来たんだろうなと思うと、ここで語られる物語は、多様性社会における、一つの希望のようで、なんだか勇気を貰えたようにも思えます。

そして、大切なのは、自由な発想を持つこと。
既存の枠に捕らわれない、その人にとっての最良とは何だろうと、皆であれこれ考えてみること。

そこには、皆と同じカテゴリで、がんじがらめにして、個人の生き方を無視した普通など、最早存在しないし、皆もそうしてるんだから君もそうするんだよといった、根拠のない、価値観の押し付けなど、決して存在しないのです。

[たださん · 2023/02/17]

なおなおさん、お返事ありがとうございます。

｢いちじくのはなし｣は、見た目完全に続編っぽいですね。私も読んでみたいのですが、おそらく、人気がでるでしょうから、すぐには読めない予感がします。今回の｢さかなくん｣は、タイミングが良かったので、予約出来ましたが、延長は無理との事で、しおたにさんの人気はすごいですよね(たまごのはなし、いつもの図書館では、今でも、新作・話題作コーナーにあります)。

それからチョコの報告、気になってました♪
楽しみに、コメント欄でお待ちしております(^^)

[ロニコさん · 2023/09/11]

たださん

ご丁寧な返信をありがとうございました。

今度はこちらにコメントを書かせていただきますね。
私は、しおたにまみこさんの作品はは、この『さかなくん』がはじめてでしたが、以前に読んだ、たださんの『たまごのはなし』のレビューは印象に残っておりました(お仕事の先輩とのエピソード…また読み返しましたら、その後の経緯を日記のように書かれていましたね！)。
この二冊が同じ作家さんの作品だとは、全く気がつきませんでした(トホホ)。

私は学校司書と言っても、本当になんちゃってですし(なんとか司書の資格は取りましたけれど、経験値はほんのちょっとです)、ブクログ の皆さんのレビューを読んで、その内容に唸るばかりです。
たださんの洞察力も素晴らしくて、言葉を紡ぐ力に感じ入っております！

たださんは、いつもとても丁寧な言葉で書いてくださるのですが、もっとフランクに書いて下されば、と思っております^_^／

たまたま今日いちじくのジャムを煮たこともあり、『いちじくのはなし』も気になります。

[たださん · 2023/09/12]

ロニコさん

更なるお返事をありがとうございます(^_^)

『たまごのはなし』の日記調も読んで下さったのですね。
ありがとうございます。
もうお恥ずかしい限りで(^_^;)

フランクというのは、私のコメントのことでいいんですかね？
文章だけのやり取りなので、つい失礼があってはいけないと思ってしまうのですが(傷つくのが怖いの、バレバレですよね^_^;)、ロニコさんがそれで良ければ、そうなるように頑張ります。いや、頑張るとか書いちゃまずいですよね。えーっと・・・徐々に慣らしていくでもいいですかね(^_^;)
こんな私ですが、今後ともよろしくお願いします(^_^)/

それにしても、いちじくのジャム美味しそうで、手作りというのが、またいいですね♪
是非、それと一緒に『いちじくのはなし』を読んでみると、また違った感慨が湧くかもしれませんよ。取りあえず、『さかなくん』とは全く趣が異なるお話です、色んな意味で。

[あゆみりんさんの感想 · 2023年3月4日]

図書館から連絡がくるのを待ちに待っておりました。
本屋さんに見に行ったことはあるのですが、実際に手に取ってみると、特別かわいい絵本でした。
やはりまず、絵が柔らかくて素敵…
とにかく絵が、どのページも、隅々まで素敵…

水の外では重いヘルメットをつけないと生きていられない、小学一年生のさかなくんの物語です。
重いヘルメットと外では頼りない足びれのせいで、さかなくんは体育が大の苦手です。
うまくいかなくて落ち込み、むっすり。
でもさかなくんにはお友達がいます、様々な生き物のクラスメイトです。
先生は、ワオキツネザルでしょうか。
人間は、“にんげんくん”でしかありません、ただ人間というだけです。
さかなくんは魚なので地上では気を使いますが、
さかなくんとは違いお水が苦手な子もいるでしょうし、寒さには気を付けなくてはいけない子もいるでしょう。
ダイバーシティです、ダイバーシティ。
得意不得意、それぞれです。
とても良い物語です、おすすめです。

さかなくんは負けず嫌いなので、苦手なリレーも頑張りますが、やっぱり転んでしまい、みんなには「だいじょうぶ」といいますが、本当は少しだけ泣いています。
水の中だからみんなには分からないけど、泣いているんです。
このシーンには胸が締めつけられました。
最後のシーンでは、もうさかなくんを尊敬しました。
素敵な魚さんだなと思いました、立派な魚さんなんだなと。

図書館に返したくない…(*´ー｀*)

[あゆみりんさん · 2023/03/05]

みなさん、おはようございます♪
たださん、コメントありがとうございます。
「さかなくん」は物語もとても素敵ですよね、私も中学生の娘と一緒に楽しめましたし、多くの読者の心を射止める作品だと思います。
やっぱり絵が素敵なんですよね、見ていて少しも飽きないんです。
「いちじくのはなし」も待ち遠しいです(*´꒳`*)

本棚の件、教えて頂きありがとうございます♪
今夜、挑戦してみますね。
1Qさんにも「さかなくん」読んで欲しいな、なおなおさんのお話でもありましたが、小物が効いてるんですよ(*´꒳`*)
色々なものを見付けたり、楽しいんですよ、給食シーンもキュンですっ❤︎

[あゆみりんさん · 2023/03/05]

この絵本は、たださんの「誰もが生きやすい世界」への願い、本当にそのものだと感じました。
人間とは、たったひとつの生き物でしかなく、人間同士もまたそれで良いと。
人間社会に置き換えた時に、全ての人は違う生き物なんだとちゃんと思えれば、“噛み合わない、それが当たり前”と思えますよね。
子供よりも私に必要な絵本でした、お二人ともご紹介ありがとうございました☆

[たださん · 2023/03/05]

あゆみりんさん、お返事と素晴らしいコメント、ありがとうございます(^^)

娘さんと一緒に読まれたとのことで、そうやって絵本の輪が、どんどん広がっていけば、良いですよね。

[湖永さんの感想 · 2023年3月12日]

さかなくんは、学校が好き。
しらないことをおしえてもらうのはすき。

ひとつきらいなことは、たいいく。
走れないから。
先生は、無理しなくていいよって言うけど負けずぎらいだから走る。
だけどころんでしまう。

学校に行きたくないって思ってるとトカゲさんとにんげんくんが来て、いっしょに遊んだあとローラースケートをくれた。
これがあれば、さかなくんも走れるよ。

多様性の時代、生きづらさはあるけれど仲間がいて一緒に考えてくれる。行動してくれる。そこには優しさもある。

自分を変えることは難しいけれど変えなくてもできることがある。

とてもすてきだなって思った。
絵も可愛いらしさの中にたくさんの表情が溢れている。
やっぱり手元に置いておきたい絵本だなぁ。

著者プロフィール

しおたにまみこ
1987年千葉生まれ。
女子美術大学工芸学科陶コース卒業。
アニメーションの背景画などを手がける背景美術制作会社でのしごとを経て、絵本制作をはじめる。作品「やねうらおばけ」で第15回ピンポイント絵本コンペ優秀賞受賞。
デビュー作『そらからきたこいし』（偕成社）で、第11回MOE絵本屋さん大賞新人賞２位を受賞。

「2020年 『やねうらべやのおばけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」