ぼくとお山と羊のセーター

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 134
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033502502

作品紹介・あらすじ

秩父の山間のたった3軒だけの集落で育った著者が、その子どものころの思い出を描いた絵本。畑を耕し、牛や鶏を飼い、自家製のお茶まで作る自給自足の生活の中で、育てた羊の毛で作ってもらうセーターを心待ちに過ごした1年を四季のめぐりとともに描きます。自然の息吹までが感じられる山の風景と、その山につつまれて、たくましく暮らす家族の姿には、たんなるノスタルジーをこえた、溌剌として生きることの喜びがあふれています。

感想・レビュー・書評

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  • セーターができるまでの羊との一年間の生活を追っている。
    毛糸屋さんなんて職業があるんだねと子ども達と話した。

  • 作家さんの幼少期、今から67年前の実話である。
    これぞ自給自足!
    飼っている羊の毛で自分のセーターを作るなんて、素敵すぎる‼︎

  • 絵がいまいちだった

  • 娘が一気に最後まで読めた。娘は、巻末の写真を物珍しそうに見ていた。

  • 2023.6.5 4-3

  • 作者飯野和好さんが育った秩父の山奥での生活が描かれています。1年間かけて育てた羊の毛皮で待ちに待ったセーターが出来ました。嬉しくてたまりません。涙が出そうですね~

  • 作者の幼少期の生活の一部から絵本にしています。
    一枚のセーターを作るのに羊を育てて毛を刈り取りそれを糸に紡いで、糸を染めそして自分サイズ デザインも決めて編んでもらってやっと手に入れたセーター.....大事のしますよね。時間がゆっくり流れていきます。今の自分たちの生活がなんとせかせかしていることか。なぜこんなに追われているような毎日なのか?自分の生活感を考えさせられました。

  • 家庭内労働が苦としてではなく
    生活として書かれている
    命季節 楽しみ、、、
    毛糸屋さんが買ったものを染め、持ってきてくれる
    SDGSは昔は当然だったのに、、、

  • 著者が子どものころの自分が育ってきた暮らしのなかの1年間を絵本にしています。
    秩父の山間に3軒だけの集落での暮らし。
    きっと、山の中だから大変なこともたくさんあったのだろうけれど、人間的に豊かな暮らしをしていたのだろうな、と感じました。
    今の子どもたちがこの絵本を読んだら、どんなことを感じるのか、気になります。
    その時代の様子を想像することはできるのかしら。

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著者プロフィール

1947年、埼玉県秩父生まれ。「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で、第11回赤い鳥さし絵賞受賞。『ねぎぼうずのあさたろう その1 とうげのまちぶせ』(福音館書店)で、第49回小学館児童出版文化賞受賞。『みずくみに』(小峰書店)で第20回日本絵本賞受賞。著書に「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ(クレヨンハウス)、『おふろ、はいる?』(あかね書房)、『おせんとおこま』(ブロンズ新社)、『スサノオ 日本の神話』『天の岩戸アマテラス 日本の神話』『因幡の素兎オオナムチ 日本の神話』『スサノオとオオナムチ 日本の神話』(小社刊)など多数。近著に『ぼくとお山と羊のセーター』(偕成社)がある。

「2023年 『飯野和好 日本の神話 全5巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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