- Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
- / ISBN・EAN: 9784034395608
作品紹介・あらすじ
「よつば月の よるには、
どうぶつたちの ねがいが、
なんでも かなうんだよ。」
すこしみどりいろにかがやく月の夜、オカピは、どうぶつえんじゅうのかぎをあけて、あるきだしました。
長いはなをすっきりさせたいゾウや、本をよみたいメガネザル、かわいいふくがきたいカンガルーに、知らないどこかにいってみたいコアラ。はじめて出会ういろいろなどうぶつたちと話をするうちに、オカピはあることをおもいます。
ふしぎな月あかりにてらされた、ふしぎなどうぶつ、オカピのおはなし。斉藤倫はじめての幼年童話。
感想・レビュー・書評
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2年。飼育員さんとお話していると、今夜は動物の願いを叶えるよつば月だと気づく。オカピの願い事、そして動物園の他の仲間の願い事がほのぼのと叶えられるこの一日から、オカピは幸せを知っていく。
とても自然なのに不思議なことが起こっていく穏やかな感覚。…カンガルーの子の願いは、子どもの願いであり、愛で好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かわいい、優しい物語。低学年むきの文量かな。動物園の動物たちのねがいとは。
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誰がオカピの自信を奪ったのだろう。
誰もが知ってるものに当てはめようとする。
それを毎回、「違います、私はオカピです」と言わねばならず、なんだか申し訳ないような気持になる。
そりゃ自己肯定感も下がるというもの。
結構あります、そんなこと。 -
夏読14冊目。
よつば月の夜は、どうぶつの願いがなんでも叶う。
どうぶつ園のどうぶつたちは、自分の特徴が意外とコンプレックスになってて、どうにかしようと願うところが面白い。 -
どうぶつたちの願いが叶うよつば月の夜。
その晩だけだとしても、いいなぁー。どこか景色のいいところにでも出かけたくなった。
めがねざるのエピソードが面白かった(このまま人間並の知能を手に入れたらどうしようかと思った)。
色々悩みはあっても、今のままでも悪くはないんだろうなぁ……。
絵がとてもかわいい。 -
どうぶつたちの願いがかなうよつば月の夜。オカピやどうぶつたちの願いとは……。幼年童話。
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息子8歳5か月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。
〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯
〈子〉
読んだ◯
何度も読む(お気に入り)
その他 -
子どもたちと毎年ズーラシアンブラスの公演を聞きに行っていたおかげか我が家にとってはオカピはよく知ってる動物だけど、認知度は低いのかな。
そんなオカピの願い、そして動物園の他の動物たちの悩み(?)がかわいい。
読後感もよく、絵本から読み物への移行期におすすめ。