- Amazon.co.jp ・本 (133ページ)
- / ISBN・EAN: 9784035283102
作品紹介・あらすじ
山を紅葉させるのは、山神の大事な仕事のひとつです。この仕事をスズナ姫がひとりでやりおおせたら山神としての独立をゆるすと、お父さんの山神さまはやくそくしてくれました。小さなスズナ姫にそんなむずかしいことができるわけがないと思ったからです。そうとも知らないスズナ姫は、アマノスズシロという自家用雲(山から山へ空中を自由にうごくためにつかう山神専用の雲)にのって、勇んで、スズナ山にむかいました…。
感想・レビュー・書評
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これは山の神様のお話。
漢字にルビがつく子供向けの本は久しぶりだわーと思いつつ。
富安作品をもっと知りたくて読んでみました。
美しい言葉にあふれていて、
大人もうっとりのファンタジーな世界。
一人前の山神になりたい女のコに課せられたミッションは、
山を紅葉させること。
虹から集めた光の絵の具。
アカネにダイダイ、コガネ色☆
女のコに協力するのはキツネたち。
しっぽに絵の具をひたして山染めに走る。
木々や原っぱが輝く色に変わる様子が
目に浮かぶよう。
いつか自分の子供にも読んであげたいなあと思いました(^^)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こどもと一緒に読みました。ファンタジーな話で、スズナ姫が気が強くてしっかりもので可愛いです。息子はあまりファンタジーに興味がないので、スズナ姫の髪型やお父さんの髭の話ばかりしていました。
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先日読んだ本『自分を育てる読書のために』で紹介されていたので図書館で借りてみた。自分の意思と行動力がある、逆境に立ち向かう、おかしいと思ったら父親(神様)にも意見する、仲間を頼ることができる。なるほど、自分の小ささを自覚していて、思うようにできないことの悔しさを知っている子どもたちを勇気づける主人公だなと思った。
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絵のインパクト大
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スズナひめがやまがみになれてよかったとおもった。
※図書館で借りた本。面白い、と一気読み。 -
スズナちゃん、めちゃんこかわいいね。 絵がちょっと怖いけど。
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神様のくらしとか、自然とか、すごいおもしろかった。
スズナひめが、300さいということにびっくりした。神様はとしのとり方とか生活のし方がぜんぜんちがうんだなと思った。雲に乗ったり、モッコウギツネと話したりしてみたい。
オオフクロウは物知りだな。ほかのお話でも、かしこかったり、長老だったりするけど、ぼくはなんだかねむたそうなイメージがある。(小4) -
いつまでも自分を子供扱いする父親への反抗、そして一人前だと行動で証明するスズナ姫。個人的にはいいと思える本だけど、今の子どもに自信を持ってオススメすることは難しい気がする。
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「子どもを本好きにする10の秘訣」>「昔話・神話・歴史」で紹介された本。