小さな山神スズナ姫 (小さなスズナ姫)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 259
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (133ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035283102

作品紹介・あらすじ

山を紅葉させるのは、山神の大事な仕事のひとつです。この仕事をスズナ姫がひとりでやりおおせたら山神としての独立をゆるすと、お父さんの山神さまはやくそくしてくれました。小さなスズナ姫にそんなむずかしいことができるわけがないと思ったからです。そうとも知らないスズナ姫は、アマノスズシロという自家用雲(山から山へ空中を自由にうごくためにつかう山神専用の雲)にのって、勇んで、スズナ山にむかいました…。

感想・レビュー・書評

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  • これは山の神様のお話。
    漢字にルビがつく子供向けの本は久しぶりだわーと思いつつ。
    富安作品をもっと知りたくて読んでみました。

    美しい言葉にあふれていて、
    大人もうっとりのファンタジーな世界。

    一人前の山神になりたい女のコに課せられたミッションは、
    山を紅葉させること。

    虹から集めた光の絵の具。
    アカネにダイダイ、コガネ色☆
    女のコに協力するのはキツネたち。
    しっぽに絵の具をひたして山染めに走る。

    木々や原っぱが輝く色に変わる様子が
    目に浮かぶよう。

    いつか自分の子供にも読んであげたいなあと思いました(⁠^⁠^⁠)

  • こどもと一緒に読みました。ファンタジーな話で、スズナ姫が気が強くてしっかりもので可愛いです。息子はあまりファンタジーに興味がないので、スズナ姫の髪型やお父さんの髭の話ばかりしていました。

  • 先日読んだ本『自分を育てる読書のために』で紹介されていたので図書館で借りてみた。自分の意思と行動力がある、逆境に立ち向かう、おかしいと思ったら父親(神様)にも意見する、仲間を頼ることができる。なるほど、自分の小ささを自覚していて、思うようにできないことの悔しさを知っている子どもたちを勇気づける主人公だなと思った。

  • 絵のインパクト大

  • スズナひめがやまがみになれてよかったとおもった。
    ※図書館で借りた本。面白い、と一気読み。

  • スズナちゃん、めちゃんこかわいいね。 絵がちょっと怖いけど。

  • 神様のくらしとか、自然とか、すごいおもしろかった。
    スズナひめが、300さいということにびっくりした。神様はとしのとり方とか生活のし方がぜんぜんちがうんだなと思った。雲に乗ったり、モッコウギツネと話したりしてみたい。
    オオフクロウは物知りだな。ほかのお話でも、かしこかったり、長老だったりするけど、ぼくはなんだかねむたそうなイメージがある。(小4)

  • いつまでも自分を子供扱いする父親への反抗、そして一人前だと行動で証明するスズナ姫。個人的にはいいと思える本だけど、今の子どもに自信を持ってオススメすることは難しい気がする。

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「昔話・神話・歴史」で紹介された本。

  • 【図書館】シリーズ1冊目。数々の山をおさめる山神、大厳尊(オオイワノミコト)の一人娘、もうすぐ300歳になるスズナ姫は、父のように独立して山をおさめたいと思っているが、許してもらえない。一日で山全体を紅葉させたら独立してもいいと約束をとりつけるが…。この本も楽しいお話でした!

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著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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