- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784035283706
作品紹介・あらすじ
それは、しあわせの魔法。「ここでおこることの半分は、かりんちゃんの夢。あとの半分は、わたくしたち、ひなの夢。ほかの人びとにはわかっていただけないことですから、お話してはいけません」。小さなおひなさまたちが活躍する雅でポップなファンタジー。小学校中学年から。
感想・レビュー・書評
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女の子なら一度は考えるんじゃないかな。
お雛様とお話ができたらいいなって。
それがかなった気持ちになりました。 -
真夜中にキッチンから小さな話し声がきこえた。ひいばあちゃんからもらった古めかしいお雛様たちがお水をくんでいる!
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介)
「それは、しあわせの魔法。「ここでおこることの半分は、かりんちゃんの夢。あとの半分は、わたくしたち、ひなの夢。ほかの人びとにはわかっていただけないことですから、お話してはいけません」。小さなおひなさまたちが活躍する雅でポップなファンタジー。小学校中学年から。」 -
おひなさま飾りを出したその日から読み始めたので、ドンピシャ。娘は、続きが毎日楽しみで仕方なかった様子。
女の子同士の微妙な心理の変化や付き合いについては、まだ年長の娘にはそこまでわからないかな?と思ったけど、6歳なりに、「こう言ってあげたらよかったのにねー?」と色々と思うところもあったみたい。
このお話を読んで以来、おひなさまに対する気持ちが親子揃って変化。怪我や病気を痛み分けしてくれていること、いつも守り雛として箱の中にしまわれても、夢で見守っていてくれていること。地元に残してきた自分のお雛様に会いたくなった。娘の心にも深く響いたようで、これは読んで良かったなぁと思える一冊。 -
おひなさまとの話だけでなく、女の子の友達にありがちな、嫉妬の気持ちが描かれていて、どの場面も読み応えがありました。
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役目を終えてひなの国に帰るおひなさまたちもいる
いつかはみんな帰る いつかは -
かりんちゃんと、かりんちゃんがひいおばあちゃんから引き継いだおひなさまたちのお話。
ひな人形たちが動き出す設定はよくあるけど、このお話ではキャラがみんなよかったな。
かりんちゃんたち人間サイドも、小学生女子らしくてよかった。 -
おひなさまを持っていなかったかりんのもとへ、ひいおばあちゃんからおひなさまが送られてきた。少しきずやよごれがあるけれど、上等なもの。おひなさまを飾ったその夜、不思議な夢を見て目を覚ましたかりん。水を飲もうとキッチンに行くと、小さな話し声が聞こえてきた。
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衣装や道具の豪華さで決まるのではない、それぞれのお雛様の価値。この本を読むと、自分のお雛様がいっそう大切に思えます。
自分のモノと他の人のモノとを比べてうらやましくなったり、妬ましくなったり…そんな気持ちを頭から否定するのではなく、やさしく諭してくれるようなお話しでした。