- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784035405702
作品紹介・あらすじ
はじまりは、取り壊しが決まった柴野崎小学校の図書館に渉(わたる)が忍び込んだことからだった。
小学校6年生の渉は柴野崎小学校の図書館からシバノザキ島にワープしてしまう。島は一年前の大きな地震と嵐であちらこちらが崩壊し、島民は気持ちの悪い生き物に怯えながら生きていた。しかもこの島にはその昔、渉の大おじさんがくらしていたらしい。
島の少女サキとであい、さまざまな危険にあいながら行動をともにし、渉は仲間たちと島を救おうとする。大長編ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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読み応えのある壮大なファンタジー。
2つの異なる世界が存在していて、紙の表と裏のように影響し合う。
複雑なところは理解できないまま読み進めたけれど、「ゆたかさ」「環境」、そして「ジェンダー」について、考えさせられるセリフはよかった。 -
岡田淳さんの他の冒険話と似ている。初めの方は登場人物ばかり多くてあまりおもしろくなかったけど、後半は結構一気に読めた。
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大おじの敬二郎さんのところで5連休をすごすことになった6年生の渉
まもなく取り壊される柴野崎小学校の校庭に建つ古い図書館に、ひと晩泊まってみようとしのびこむ
そこにあらわれた侵入者に連れられてワープしたところは、地震と嵐で荒れはてたシバノザキ島だった
シバノザキ島が荒れたのは、裏表の世界をなす柴野崎小学校の廃校と敬二郎さんの過去にある……渉は父親をさがすサキという少女、こわれかけた屋敷を守るゴーダさんやパートナーのマリちゃんたちと、島を救おうと動き出す
リミットは5日
渉たちの前にふしぎな生き物が立ちはだかる
『二分間の冒険』(1985)、『選ばなかった冒険』(1997)、『森の石と空飛ぶ船』(2016)と続く岡田淳の冒険長編ファンタジー最新刊(2019年11月刊)
高学年にはぜひ、中学年でもなんとか、読んでほしい
読めば岡田淳ワールドのとりこになることまちがいなし