ミミズ博士と生きている土: 地球にやさしいミミズパワーの話 (わたしのノンフィクション)
- 偕成社 (2004年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784036347100
感想・レビュー・書評
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こどもと図書館で借りて読んだ本。
ミミズや虫から土、土から作物へと相互扶助的な好循環が自然に回っているというのが、よくわかった。
一番驚いたのが、ミミズが産んだ卵胞の周りに、フンで覆ったりして、卵を守っているという行動。ミミズは、考えをもって行動しているのではないかという説にもうなづける。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Z会(小3)で紹介されていた本
ポップな表紙のイラストで、軽い調子の本かと思いきや、内容はなかなかしっかり書かれている。小3で紹介されているけど、もう少し上の年代から読めそうだという印象だ。
この本はミミズのことが書かれているというよりは、ミミズ博士と呼ばれる中村好男氏の研究者としての軌跡を記したものという印象である。ミミズを研究するきっかけから始まって、研究過程でのさまざまなチャレンジ、試行錯誤の様子や、新たに発見したことなどが書かれている。いわゆるノンフィクションに属する本だろう。
もちろんミミズの事も詳しく記載されていて、土の中の姿を知ることができた。ただ、ミミズだけではなく土の中の生態系が重要だとも書いてあり、この分野の研究は日本ではまだ始ったばかりなのだそうだ。研究はまだ道半ばというところのようである。
子供が読むのであれば、研究者という職業のある意味でリアルな部分と身近な自然としての土の中の話として興味深く読めるのではないだろうか。
ちょっと変わった研究者の話として読むのがいいのだと思う。 -
今まで分からなかったミミズの生態が少し分かった。
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[Z会3年推薦]
ミミズの力を再確認できる本。