消えた白ギツネを追え (シノダ!)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 221
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036440702

作品紹介・あらすじ

人間のパパとキツネのママ、そして、キツネ一族から特別な力をうけついだユイ、タクミ、モエの三人の子どもたち。そんな信田家に、ある日、お客様がくることになった。九尾婦人という、とても由緒ある血統の高貴なキツネらしい。とつぜんのなりゆきに、とまどうユイたち。はたして、九尾婦人とはどんなキツネなのか?いったいなんのために、この町にやってくるのか?小学校高学年から。

感想・レビュー・書評

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  • 面白い。ついつい読んでしまう。
    今回は九尾婦人が信田家にやって来た、実は秘密の使命を受けて。
    昔話や中国に伝わる伝説なども出てきて本当に面白かった。
    ユイやタクミがどうなるのか気になってしまいやめられなかった。
    白狐族の女王になる白狐にはちょっと悲しくなってしまう。
    女王になりたくてなるわけではないのだろう。
    しかし、災のきっかけはいつも夜叉丸おじさんだ。

  • 九尾のキツネの末えいの九尾婦人が、ユイとタクミと一緒に、行方不明になった白ギツネを探すお話だった。
    白ギツネが、お父さん・お母さんとはなれなくてはいけなくて、かわいそうだし、やしゃまるおじさんがつかまったのも、自業自得だけど、ちょっとかわいそうで、切ない感じだった。
    でも、九尾婦人ののろいでいろんなものが降ってきたり、雲に乗ったり、笑っちゃうところもいいなと思うところもたくさんある。
    おもしろくて一気に読んだ。(小5)

  • 前作・前々作と出かけて家族で巻き込まれるお話だったので、今回は何となく規模が小さかったような気がしました笑
    実は九尾夫人、最後になにかどんでん返しでもあるのかしら!?って思っていたら、プラスの方向での(とてもやさしいおばあちゃんだった)どんでん返しで一安心~!やっぱり「シノダ!」シリーズはこうでなくっちゃ!

  • 面白い(^ν^)2017年読了

  • 九尾夫人がかっこいい‼︎

    会ってみたい

  • いつもとは違い、中国からやってきた九尾婦人のお手伝いを気づくと2人がして住んでいる町に逃げてきた白キツネを探します。
    テンポいい展開が楽しいです。

  • 京都の街と歴史が舞台になっている。宝探しの謎解きにも地図や年表があったら楽しみが何倍にもなっただろう。それを読み手が調べるのも楽しみのひとつかな。

  • 楽しい

  • 毎度大好きなシノダ家シリーズ。
    おもしろかった~。

    始まりはホギおばさんの登場から。
    今回はいつもの「災いだよ」ではなく、「お客様だよ」と大騒ぎ。
    なにやらつよーい力の九尾夫人なるキツネがシノダ家にお泊りする、
    という。
    そんなの許可した覚えもない、他にどうぞ、とはいうものの、
    いつものように、言いたいことだけ言って去ってくホギおばさん。
    そうして、現れた九尾夫人。
    確かに強い力を持っているよう。
    しっかし、そんなお人、じゃないお狐さまが、ホギおばさんと友達、とゆーのは怪しい・・・。なにか企みがあるのでは?と学校帰りに見つけた夫人を
    つけたユイとタクミはその目的を知り、更に手伝わされる羽目に。

    キントウンがふっわふわで気持ちよさそうだった。
    うーん、メッチャ乗りたい。
    白ギツネと九尾夫人との攻防戦は手に汗にぎる、で
    わくわくどきどき、楽しかった~。
    最後の名前を読んで返事をしたら吸い込まれ~ってのは西遊記ですな。
    後書きでいろいろ入れ込んだ、と書かれていたけど、
    書くのも楽しかったろうなあ。
    そして、ラストも素敵。
    南極老人、粋なことしてくれるじゃん。
    姫さまの願いが叶ってよかったよかった。
    ラストの窓際の姫さまのイラストが印象的。
    ちょっと寂しそうな感じもするけど。

  • 大好きなシノダシリーズ!
    白ギツネかわいいよー

    今回は九尾の狐の末裔がでてくるよ!
    おもしろい。

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著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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