夢の森のティーパーティー (シノダ!)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 140
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036441105

作品紹介・あらすじ

信田家の子どもたち、ユイ、タクミ、モエには、重大な秘密がある。それは、三人のママが、じつはキツネだということ。ママの親族のキツネたちがやっかいごとをもちこむので、一家はしょっちゅうトラブルにまきこまれている。
今回は、ユイが〝お菓子の家〟の夢を見たことからはじまる物語。ユイの夢に出てきたのは、森の中に建つとんがり屋根の一軒家。おとぎ話に出てくるようなかわいい家だ。その夢を見てから、ユイが体験するふしぎなできごと。一家にとってのトラブルメーカー、夜叉丸おじさんも夢の中に登場して、物語は思ってもみない展開に。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ11作め。かわいらしい題名とは裏腹に、夢に閉じ込められるという怖い話。物語の王道という感じでおもしろい。

  • 富安さんのエッセイ読んだとおもったらまだ読んでないシノダシリーズ発見!
    ほくほくしつつ手にとる。
    ティーパーティーといっても楽しいものじゃなく、
    なんと悪夢!
    美味しそうなケーキに紅茶、だけど口にすれば動物に変えられて夢から出られなくなる!とゆーけっこうおそろしい状況
    その原因はいつものお騒がせ夜叉丸おじさん。
    うーーん安定のトラブルメーカー、面白すぎる。
    黒猫と赤い毛玉の出所が、なるほど、そっからかーーっと。
    私も大好きな本を枕の下にして寝てみようかしら?

  • 今回はみんなが夢の中で夢魔という悪魔と戦うことに。
    夜叉丸おじさんが見つけてしまった庚申塚が災の元で夢の中で悪魔との戦いが始まった。
    助けに来てくれたと思ったママが夢魔で何度も騙されたりで今回もハラハラドキドキの連続。
    庚申塚の由来などここから発展して色々知識が広がっていくことも楽しい。
    次も気になる。

  • 今作も楽しく読めました。
    夢か現実か分からないところや夢魔がお母さんたちに化けて出るのが少し怖さを感じましたが、最後に家族が仲良く話しているところでほっとしました。
    日記や絵本など色々な要素が最後に明らかになって、確かにそうだったと驚きました。

    夢という身近な題材だったので物語に入り込みやすく一気に読み終えてしまいました。過去作を読み直しながら次回作を楽しみに待とうと思います。

    夜叉丸おじさんの彼女も気になります...

  • ユイたちが、いつも不思議な能力のせいで、事件にまきこまれるのがちょっとかわいそうだなって思った。今回の悪夢から出られないっていうのが、本当にこわい。
    大変だったけど、やしゃまるおじさんにガールフレンドができて、よかった。おじさんは、いつもトラブルばっかりでいいことがないから、うれしかった。スーちゃんがあせっているのが、おもしろい。
    それから、イツキおばあちゃんはいつだってかっこいい。
    早く続きが読みたい。(小5)

  • 久しぶりに、キツネが関係ない冒険ファンタジーでした!
    (シノダ!1巻2巻に近い雰囲気です)
    カラスの正体、わかってはいたけど意外でおもしろかったです。
    「夢」にまつわるお話、面白かったです。

  • 夜叉丸おじさんの夢の中へ入ってしまう話。謎の烏の
    正体には笑ってしまった。いろいろな童話がポイントになっている。最後まで敵の姿がわからないので、ドキドキ、ワクワク感はあった。

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著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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