- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784037443306
感想・レビュー・書評
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手塩にかけてもらえる姉と蔑ろにされる天才の弟が成長していく話。
上は弟がめげずに大好きなバレエの道を切り開いていくのが中心で、下は姉の弟への嫉妬による葛藤が中心でした。姉も”出来る”ので近しい弟に嫉妬してしまう気持ちもわかる気がします。。
最後は弟を認めて良きバレエダンサーになる姉になってました。めでたし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
児童書だから読みやすい。
デューンの頑張りが報われて純粋に嬉しい。
バレエが観たくなりました。 -
いじわるでわがままで嫉妬深い姉クリスタル.上巻はデューンの敵あるいは妨害物という感じだったのが下巻は彼女が主人公のようだ.悪がしこい策士でデューンを傷つけもするが,彼女もまた成長していく.デューンにとっては大切な姉なのがよくわかり,家族ってなんだろうということも考えさせられる物語だった.
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クリスタルの人間味あふれる人物仕立ては古典的でありながらも今でも十分に楽しめた。
若干グダグダ感があったものの最後は感動のフィナーレとなり
上巻の冒頭のシーンがよみがえる。
これが児童図書というジャンルにするにはもったいない作品だと思う。
目新しさはないものの、小説の抑えるところがすべて詰まったエンターテイメント作品だ -
上下巻あり。久しぶりに良かった!やっぱり。ルーマー・ゴッテン好きです。兄弟の育てられ方に疑問はあるが、だからこその設定ですし、下巻で大きくなったお姉さんのクリスタルの心理描写とか、乗り越え方なんかが思春期の子にはとても読んでおいて欲しいように思います。
表紙の絵がほわっと柔らかすぎるのが、内容に合っていない気がして残念。中のイラストは武田美穂さんですが、ますだくんとは違うタッチで良かったです。