- Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
- / ISBN・EAN: 9784037446208
感想・レビュー・書評
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時は、徳川五代将軍綱吉の時世。
赤穂藩主浅野匠守が、江戸城松の廊下で、高家吉良上野介への遺恨で刃傷沙汰をおこしてしまう。赤穂藩はとりつぶし、職を失った浪人侍が主君の仇を討たんとする実話が背景。
白弧魔丸は、浅野家家来の大高源吾と知り合ったことで、仇討劇を最後まで見届けることとなる。
赤穂事件の内容は、キツネが絡むことでやや違ってくるため、忠臣蔵ファンが読むと、感想がまた違ってくると思われる。
今回の『元禄の雪』は、これまでのものと比べ、白弧魔丸が人間の中にすんなり入りこんでいるような感じがした。
まだ術もろくに使えない、幼さ危なっかしさが残っていた最初のころの白弧魔丸のほうが、かわいらしくて好きだったが、もうベテラン化け狐になったということだろうか・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦国の世でなくとも、人の死は常にそこにあるのですね。
今回のキーワードは、生類憐みの令と忠臣蔵です。
前回の『天草の霧』もそうでしたが、自分が既に知っていた物語と「真実」が少し異なるところに、胸がドキリとしました。
時代はどんどん今に近づいてますね。次は「いつ」なんでしょう…?!
白狐魔記サイコーです! -
何故、この人の言葉はこれほど心に残るのだろう。決して感動を誘うような場面でなくても、ちょっとしたつぶやきのような言葉であっても、しっかりと地に根を張っているような、どっしりとした安心感がある。実感があって、そこから言葉が出ている、という感じ。
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2012年11月18日〜同日