- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784039604200
作品紹介・あらすじ
テピンギーは、おかあさんがなくなって、あたらしい母親とくらしています。
いじわるな母親はテピンギーを、知らないおじいさんの召使いにして、つれていってもらおうとするのですが、
それを知ったテピンギーは、友達の家をまわって、あることを頼みます。
ハイチにつたわる、すてきなひらめきと友達の助けで困難をのりこえた女の子の昔話が絵本になりました。
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むかし、あるところに、
テピンギーという おんなのこが いました。
テピンギーのおかあさんは なくなって、
あたらしい母親が やってきました。
それから、おとうさんも なくなったので、
テピンギーは あたらしい母親と ふたりぐらしになりました。
このははおやは いじわるで、
テピンギーには なにも わけてやりたくないと おもっていました。
(本文より)
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昔話の主人公は男の子ばかり?
そんなことありません!
世界と日本で語りつがれてきた
女の子と、大きくなった女の子たちの昔話を
絵本にして、おくります。
いろいろな女の子が主人公の絵本シリーズです。
感想・レビュー・書評
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女の子の昔話えほん〜ハイチのおはなし
テピンキーは、継母と暮らしている。
おとうさんがなくなってふたりぐらしになると継母はいじわるくなり、知らないおじいさんのめしつかいにされそうになるが、ともだちといっしょにピンチを乗り切る。
テピンキーがともだちといっしょに飛んだり跳ねたり歌を歌ったりして楽しみながらピンチを乗り切るのがすごい。
さらわれそうになるなんてこわいのにそんな気持ちを隠してともだちと踊っているのだ。
おじいさんももういいやーってなる。
ひとりではできないこともともだちと力を合わせて困難を乗り切る。
けっしてあきらめない強い気持ち。
幸せになるにはへこたれずにあたまを使って頑張るのも必要。
暗くなりそうな話だけど絵が明るくて希望を感じるところも良い。
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女の子の昔話えほんの一冊。
ハイチの昔話の再話。
ストーリーも面白いが、絵もいい。金属板を切って絵具で着彩する技法を用いているらしい。 -
お話し会向け(テピンギーのうたも、パターンの流れもよい)
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継母にいじめられるという典型的な物語り。
おじいさんの存在が不気味。
継母はどうなったのか?