- Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
- / ISBN・EAN: 9784039634207
感想・レビュー・書評
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昔も今も、多様性への対応が苦手ななのが日本人なのかなと感じた。宮沢賢治の時代にも、こういういじめよハラスメントがあったんですね。
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猫の事務所、銀河鉄道の夜、グスコーブドリの伝記は3大幼少期トラウマ作品。頭部ネコなのがとりあえず怖かったし、猫の事務所ってほんとむかーしの事務所って感じで殺伐としててムラ社会的で。。でも生きていくために働かなきゃいけないし小さなコミュニティで我慢してやってかなきゃいけない、逃げられない、ウワアァーっていう感情が当時の自分と重なりもした。
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絵が素晴らしくお話も最後の肩すかしのようなのが面白い.
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猫を題材に、社会人(職場?)でのイジメの模様が描写されている。
いじめはさしたる理由もなくはじまり、エスカレートしていく。
賢治はこういうことをしっかり表現していて、すごい人だ。 -
いじめの話。嫌だなぁ。こういうの。とてもリアリティがある。
15/02/25 -
図書館で目にして、宮沢賢治と黒井健さんのペアの作品であるし、猫が出てくるらしく、気になっていた
今年は宮沢賢治没後80年とのことで何か読みたいなぁと思っていたので、図書館で借りてみた
猫の事務所の猫たちが、一匹の竈猫(かまねこ)を差別(?)するおはなし
カバーには「差別の不条理さと愚かしさ」・「差別される者の悲しみ」などという言葉が並んでいるけれど、これは職場のいじめだ
自分たちと外面も内面も少し違って優秀なかま猫は、もしかしたら煤くさいのかもしれない
でもそれはそれで、いじめる(差別する)側が悪いのだ
しなやかな心を持っていないと、私たちにもいつか、色々な形をした「解散」という罰が下るかもしれない -
パワハラ…。
みんなこんなこと嫌なはずなのに、なんで起こっちゃうんだろう?賢治も辛かったのかな。