蜘蛛の糸 (日本の童話名作選)

著者 :
  • 偕成社
3.82
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本棚登録 : 423
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039636706

作品紹介・あらすじ

悪業の限りをつくし、地獄へ落とされた大泥棒の〓陀多。人を殺し、家に火をつけることをためらわなかった男が、一匹の蜘蛛の命を無駄に奪わず済ませたことがありました。〓陀多の中にも、一片の慈悲の心はあったのです。そのことを思い出されたお釈迦様は、血の池でもがく彼の頭上に救いの糸をお降しになりますが…。大人の絵本。小学中級以上のお子さまにも。

感想・レビュー・書評

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  • Y
    4歳7か月

    K
    6歳11か月

  • 内容はいわずと知れた名作ですが、こちらの絵本は絵がかなり良い!!!
    雰囲気がとても良く、本物だなと感じます。
    そのため、6歳の娘には怖がられてしまうのですが、いつか良さが分かるかな。
    親の私はとても気に入っています。

  • 地獄に落ちた大どろぼうのカンダタも、生きている間にたったひとつ、よいことをしたことがありました。

  • 地獄の絵に癒される。
    暗くて血まみれ……子供用だからよく判んない色の羅列の方が多いけど、好き。
    リアルさはない。雰囲気だけ…当たり前だけど。子供向けがリアルグロでは困る。


    物語も分かりやすい。
    単純に読めば、『自分一人が助かろうとしたために地獄に戻った話』

    でもふと思う。
    そうじゃなくて、カンダタ(漢字変換諦めた)は蜘蛛の糸を信じなかった。
    選択肢は『自分が助かる』か『みんなで落ちるか』しかないと思ってしまった。
    本当は『みんな助かる』可能性もあったのに。

    切れてしまったのは蜘蛛の糸ではなくて、『可能性』なのかなと思った。
    選択肢はたくさんある。自分で狭めてしまう必要はない。

    なーんて事を考えてしまった。

  • 地獄に落ちた大どろぼうのカンダタも、生きている間にたったひとつ、よいことをしたことがありました。

  • 2023.10.31 HOME

  • 別冊太陽『こわい絵本』選書

    「悪業の限りをつくし、地獄へ落とされた大泥棒の〓陀多。人を殺し、家に火をつけることをためらわなかった男が、一匹の蜘蛛の命を無駄に奪わず済ませたことがありました。〓陀多の中にも、一片の慈悲の心はあったのです。そのことを思い出されたお釈迦様は、血の池でもがく彼の頭上に救いの糸をお降しになりますが…。大人の絵本。小学中級以上のお子さまにも。」

    いざとなれば、自分さえよければいいという、こころにひそむエゴイストのおそろしさを描いた芥川龍之介の短編。わたしたちの心の奥底にもカンダタの地獄がないだろうか。

  • 読了

  • こんな名作を絵本で味わえるとは
    地獄に興味ある息子はじっくり聞いてくれました
    地獄の怖さもリアルです
    蜘蛛の糸が切れてしまってまた地獄へ
    自分だけ自分だけと欲を持ったのが救われなかったようです

  • したのさ、ちのうみとか
    がこわかった

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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