ひかりの素足 (宮沢賢治童話傑作選 1)

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (69ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039720108

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  • 弟思いの優しいお兄ちゃん…

  • 1990
    一郎(兄)と楢夫(弟)が峠で、猛吹雪に巻き込まれる。
    そこで見たもの
    現世と他界の境界をさまようようす
    弟を守りながら、守り切れなかった兄の無念さ
    でも決してあの世は辛いばかりでもないと予感させる
    岩手の冬山の厳しさと、仏教的な世界が描かれている
    傑作

    赤羽末吉の絵

  • 「一郎と楢夫の兄弟が、峠で猛吹雪にあい遭難。現世と他界の境界をさまよいますが、終始、愛する弟をかばい、捨てなかった兄ひとりが生還します。赤羽末吉の絵入り愛蔵版。]

  • 漫画家のますむらひろし先生が、2014年の一年間にわたり
    日本共産党の機関紙『しんぶん赤旗 日曜版』で宮澤賢治の童話の漫画化作品を連載しており、その連載の主となったのが『ひかりの素足』だった。
    賢治作品はそれなりに読んではいたものの、『ひかりの素足』は手に取ったことがなく、連載も無事に終わったので、ここでひとつ原作を読んでみようと手に取った次第。
    しかしながら、せっかく赤羽末吉先生の挿画だというのに、読みながらどうしてもますむら先生のあの猫を擬人化した絵柄を思い出してしまうので、どうにも困ってしまった。

    物語はひたすら悲しく、そして辛い。賢治という人物への理解も、必要かと思う。

  • 東北の寒い国ならではの、
    雪の恐ろしさを書いた本。
    兄弟愛が尊い。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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