母親に捨てられて残された子どもの話 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- KADOKAWA (2020年3月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040645162
作品紹介・あらすじ
アルバイトで塾の講師として働く大学生のゆきは、ある光景をきっかけに幼かったころを思い出す。
母親はおらず父親と祖母に育てられたが、家庭のぬくもりなどない家の中で、いつもひとり孤独だった。
そして、中学3年生になったゆきは、初潮を迎えたことで徐々に母親に想いを馳せるようになる。
しかし、ある日、祖母の勘違いから母に関する衝撃の事実を知らされて……。
母親というよすがを失い、家庭の中で宙ぶらりんのまま愛情を知らずに育った子どもの、葛藤と成長を描いたコミックエッセイ。
【目次】
プロローグ/1話 三者面談/2話 救いの言葉/3話 初潮/4話 真実/5話 捨て子/6話 死と現実/7話 生きる意思/8話 決別/9話 祖母の手/10話 箱の外/11話 父の回想(前後編)/12話 祖母の告白/エピローグ
感想・レビュー・書評
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読むのがしんどかった
最後の方に父と祖母視点の話もあったので、おそらくフィクションだと思う
この主人公のゆきちゃんは現実には存在しないんだと思うと、少し救われた詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
父との関係が悪化して母は主人公を連れて家を出たが、新しい男に虐待されたので戻されたらしい。
父は主人公を顧みず、育児は祖母まかせ。
その祖母にも愛情を注がれず、縮こまっていた主人公が自分の人生を取り戻す話。
母親は実家を頼れない人だったのかな。
最後に父と祖母視点の話もある。
父は再婚して主人公の弟も生まれたらしが、今度は失敗しないといいね。
案外こういう人は年齢のせいもあるのか2度目はうまくいったりするかもだが。
どこにも居場所を見つけられなかった主人公だけど、これからは自分のために生きて欲しい。 -
読んでてしんどかった
同じような子がたくさんいるんだろうな
ちゃんとみてくれてた先生みたいな大人になりたいし、その子だけじゃなくて、全体を多面的に見られるようになりたい。
お父さん頑張ってたのに切なかったな。
思ってることは言葉にしないとすれ違っちゃうんだね。カップルセラピーの本も思い出した