東京怪奇酒

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 135
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040645193

作品紹介・あらすじ

清野とおるが友人知人他人から直接聞いた恐るべき「怪談」の数々…。
その怪奇現場に実際に足を運んで「酒」を飲んじゃおうってワケ。
嗚呼、一度でいいから「オバケ」を見たい。
でも怖い…けど見たい…怖い怖い…
やっぱ見た~~~~~~い!!!!!

感想・レビュー・書評

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  • 『東京23区怪談現場』を買おうとしていて、見つけちゃった本。
    赤羽のヤツは1巻だけ読んだことがあったんだけど、この人、こんな漫画も描いてたんだなぁー。
    ていうか、この人の場合、わざわざオバケ出るとこに行くより、家で明かり消した部屋で奥さん見ながら酒飲んだ方が、よっぽど雰囲気あって、怖い気がするんだけど(^^ゞ
    ある意味、応挙の幽霊掛け軸感覚?(・・;

    でー、感想だけど、まず言いたいのは、この本、紙が厚くて、ビ・ミョーに読みにくいw
    ま、それはともかくw、内容の感想は、全般にほど良い怖さで、そこがよかった。
    そういえば、怪談本といえば、やっぱり紙が厚い怪談本(文庫本のヤツw)があるけど、あれみたいに、すんごい怖い話wばっかだと、怪談ファンがヨダレ垂らして喜びそうなお決まり要素のオンパレードに、怖いよりむしろ、「はい、はい。ご苦労さま。あー、クソつまんね。たまには代わり映えする話つくれよ…」ってなっちゃうんだよね(^^ゞ
    でも、これは、怖さがほど良い(なにより実話怪談本よりは、よっぽど信憑性があるのがいい!)
    ほどよく、茶化しも入ってるしw
    もっとも、そこで酒飲むというコンセプトは、イマイチわからんw
    (もっとも、酒飲まなかったら、他の怪談本との差別化が出来ないのか?)

    ほど良い怖さといいつつ、1話目と2話目はほど良いようで、実は何気に怖いんじゃないかと。
    ていうか、何気にヤバイ?
    2話目が、どこか得体のしれない話になっているのもさりながら。
    1話目については、飲み屋でこの話を隣の人から聞いた著者が、"テレビや雑誌で聞いたら、たんなる駄怪談”だと思う場面辺りまでは、まさに著者の思う通りなんだけど。
    その後、実際に著者がそこに飲みに行く場面でのエピソードを読んでいると、明らかに向こうが「来んじゃねーよ」とイラついてる(…か、どうかは知らないがw)のが伝わってくる。
    ていうか。
    いくら向こうがユーレイだからって、生きている人にそれをしたらぶん殴られたって文句言えないようなことをするのはどうかと思うけどな(^^ゞ
    人間だって、いつか絶対死ぬんだからさ(爆)
    死んじゃったとはいえ、元は同じ人間なんだから、そこは仁義を守るべきだ。
    そんなことばっかやってると、その内、ユーレイたちからよってたかってSNSに悪口書かれるよ(・・;)

    3話目は、ほど良い怖さといっても、さすがにほど良すぎ。
    怪奇酒なんだから、ちゃんと怖がらなきゃ駄目じゃん(^^ゞ
    これじゃ、芸能人のお散歩番組と変わらないw

    4話目は、芸人怪談なんだよね。
    芸人怪談は好きじゃないし。
    怪談に写真を出すのも嫌い。
    写真が出てきて、「ほれ、ほれ。怖いでしょ?」とやられると途端にシラける。

    5話目の大仏は、似たような話がなかったっけ?
    確か、かなり昔の竹書房の怪談本で読んだんだと思うけど、電車の窓から大仏が見えたけど、次に乗ったら見えなかったか、もしくは、なんでそこに大仏があるんだと驚いた、みたいな話だったと思う。
    ていうか、大仏は、出世させてくれたり、懸賞に当たったり、その手の現世ご利益をもたらしてくれる存在ではないと思うけどなw

    6話目は、怖い云々よりも、漫画とはいえ、体験者が風呂に入ってる場面とか描いて怒られないの?という方が気になってしまった。
    ていうか、その家でのことよりも、その向かいの家から朝晩聞こえてくる声の方が気味悪いかな?
    もしかして、自殺があったから変なことが起きた(?)のではなく、そもそもその場所に何かあって。
    何かある場所だから自殺が起きたんじゃない?という気がしないでもない。
    ただ、室内で焼身自殺ってあり得るの?という疑問は大いにある(それは著者も言っている)。

    7話目は、ネタ切れ?(爆)
    最後の話がこれでは寂しいので。
    これは4話目の次辺りにした方が、読者としてはありがたかったかな?
    とはいえ、もう一冊あるみたいなので。
    そっちもぜひ読んでみたい(^^)/
    ていうか、著者と怪談で一晩語り明かしてみたいぞ(爆)

  • 怖かった。

  • 王様のブランチで紹介!
    清野とおるさんが怪奇現場に実際に足を運んで「酒」を飲む。

  • 怪奇本としてとても楽しめました。聞いて満足しないで実際にその現場に行って、しかも飲酒までするというとんでもない行動力。生首の話が好きです。

  • 飲酒パートが怖さを緩和してくれて、怖がりの自分でも楽しく読めた。
    自分が怪奇現象を体験するのは嫌だけど、人の話は面白い!

  • 『東京怪奇酒』
    テレビ東京/毎週金曜深夜放送
    2021年2月19日から

  • 壇蜜さんとの結婚で名を上げた?清野とおるさんの本。(ライトな?)怪談場所で酒を飲むというそれだけの企画。さすがは東京ウオーカー。
    とは言いながら清野さんの不気味?な絵とコミカルな展開で飽きさせない。気軽に読むのにはちょうどいい1冊。

  • 心霊現象が起こる場所に行って酒を飲むという狂った漫画。大仏の話はファンタジーっぽくて面白かった。漫画はあっさりとしているが、各回のメモがなかなか濃い。というかそういうのも漫画にしてほしい。磯辺揚げのレシピは早速参考にした。

  • 祝・壇蜜との結婚記念。そんなおめでたい直後にも関わらず清野大先生が選んだ題材は「怪奇酒」。

    怪奇スポットで恐怖という非日常を味わいながら酒を飲むという特殊性癖をひたすら語った一冊が本書であり、我々は改め酒を巡る人々の欲求は果てしないということを知るのである。

  • 読むのが怖くて買ったまま棚にあったけど我慢出来ず読んでしまった。赤羽でたまにあるホラー回がまとまったよう本で、うおおお怖ーーーーってなった。百鬼夜行も事故物件も怖かった。大仏には会いたいし、開運飯も食べたい。

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著者プロフィール

異色ギャグ漫画家。1998年、ヤングマガジン増刊赤BUTA掲載の『アニキの季節』でデビュー。大学在学中に『青春ヒヒヒ』『ハラハラドキドキ』をヤングジャンプで連載するも、即打ち切りに。現在、奇怪な地元住民および珍スポットの異色エッセイ漫画『東京都北区赤羽』で局地的に大ブレイク中。

[HP/ブログ]
「清野のブログ」→ http://usurabaka.exblog.jp/

「2012年 『NEMESIS No.7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

清野とおるの作品

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