スコップ無双4 「スコップ波動砲!」( `・ω・´)♂〓〓〓〓★(゜Д ゜ ;;;).:∴ドゴォォ (MF文庫J)
- KADOKAWA (2020年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040645520
作品紹介・あらすじ
あらゆる敵をスコップ一本で駆逐し、姫には「さすがです鉱夫さま!」と崇拝され、やがてアランは世界を救う伝説の英雄となっていくのだった。そんな感じの【超王道】スコップ英雄ファンタジー第四弾!
感想・レビュー・書評
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4巻なので基本構造は割愛。
面白いのが解っているので新刊で買って積んでいたモノを読了。
検索しても小説の5巻はヒットしないと言うこともあり、これはこれで「まるで打ち切りのような終わり方の完結」という構成だった気がする。
語るべき部分はほぼほぼ回収している気がするし。
三巻から軽く繋がりつつ、いつにも増して暴走した物語が、しっかり綺麗に終息する印象。
しっかり無双が無双のまま、単純にピンチになるワケでは無い辺りにしっかりした山場が用意され、無双のまま緊張感を保ちながら解決する系な作品に感服スコ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1巻から3巻までかけてリティシアが後に戻れないほどにスコップ汚染されていく様子が描かれ、彼女を中心として他の人々にまで汚染が広がっていく様子が恐ろしくも面白く描かれていたのだけど……
この巻では遂にカチュアですら後戻りできない程にスコップ汚染されてますね
悪魔の贈り物だからと勇者の神器を断ったというのに、スコップ耐性のあるアイテムを示されれば秒で受け取ってしまい、そのアイテムがきっかけでスコップ汚染が進んでしまうという取り返しのつかない展開は笑ってしまう
ただ、それがカチュアの戦闘力が上がる展開にも繋がるのだけど。
登場当初はそこまで強くなかったカチュアがいつの間にかアランに並び立つようなスコップバトルを魅せつけるとは思わなかった。いや、ていうか本当にあれ程までにスコップを使いこなすとは思わなかったよマジで
そうしてカチュアがもはや戻りようのない道を進む中で現れたのが昔のリティシアをトレースした偽姫であるのは面白い展開
この偽姫エリーゼはリティシアを完全にコピー出来ているのだけど、それが旅に出る前のリティシアをコピーしているものだから現在の完全にスコップ汚染されているリティシアとあまりに違いすぎるのは笑えてしまう
……こうして思い返すと最序盤のリティシアって普通のお姫様だったんだよなぁ……
このある意味健全な偽姫と比べたら本物のリティシアは本当にもう……
騎士団をスコップ汚染するなど手ぬるいと言わんばかりにスコップランドの建設にふぁーすこきすとこちらの常識を試すかのような展開が続く
そしてそれだけに終わらず衝撃的な展開が……!
いや~、彼女はいずれ世界を壊す存在になるとは思っていたけど、こういう形で世界を壊しますか。あれって誤魔化しようがないほどに魔王の所業ですよね?
でも、乙女的勘違いが起点にあり、壊れた世界の中でアランがリティシアと向き合おうと決めたことも有るせいか、カオスな展開であることは確かなんだけどどこか純愛物語のような空気感を纏い始める点には驚かされる
あまりに多くの勘違いと言語的な擦れ違いの果てに向き合った二人の子作りはやっぱりおかしなものだったけど、それでも想いは通じ合い……と思いきや
まさかここに来て登場したばかりの新キャラが全てを持っていくとは思わなかったよ!?どうすんのさ、この展開! -
犯られスコチュアがおもろい。