僕は友達が少ない (11) (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040677514

作品紹介・あらすじ

リア充の時間の流れは速い。小鷹達は、散々迷いながらも手に入れた、友達や恋人との充実した日々を駆け抜けていく。友情、恋愛、進路、家族のこと……。そしてやってくる、卒業。残念系青春ラブコメ、エピローグ!

感想・レビュー・書評

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  • 完結。
    いやーシリーズ楽しませてもらいました。ありがとうございました。
    11巻まるごとエピローグとのことで、チャプタータイトルに卒業までの日数が入ってて、その数字が小さくなる度に、もう終わってしまうんだな、という一抹の寂しさを感じつつ読んでました。
    小鷹と、各ヒロインたち夜空、星奈、幸村、理科、それぞれの関係も一応決着して、夜空ルートなかったかーと、いち読者としては残念に思うことしきりです。
    たしかにこれアニメ化しても、ラブコメ要素よりも、残念要素が強すぎて受け入れられないかもなあ。
    というわけで、あとスピンオフが3巻分あるので、引き続き読んでいきます。

  • 賛否があるだろうなとは思うけど…
    まあ悪くはなかったかな。
    小鷹以外はそれぞれの道へと
    進んでいくわけだし。

    まあ小鷹はお察しだよな。
    まだまだ大人へは近づけていないのよね。
    そこのところ初心なのよ。

    でも幸村も悪手やな。
    それはまだ使っちゃいけないのよ。
    まさかあの人のようになりたかないでしょうに…

    まあ炎上するのもわからなくはないけど
    そんなにはひどくないよ。

    多分~とつながらなかったのが
    すごくいただけなかったんだと思う。

  • “エピローグ”と言われている巻ですが、私的には登場人物達にとっての短いような長いような“プロローグ”だと感じました。
    超短編がてんこ盛りな構成。
    シリアス場面はいい感じでカットされているので、コメディ要素が強く、思ったより寂しさや虚しさを感じることなく、彼等を送り出せた気持ちになりました。
    彼等はきっとこの後も何だかんだとつるみそうです( *´艸`)
    そしてやっぱり最後には「このシリーズと出会えて良かった!!!」と思えました。

  • 全12巻楽しませていただきました。終わってみればまさしく「青春」の物語であって、短い挿話を積み重ねながらここまでの物語を育てた作者は天才だと思います。

  • まだ器じゃないのですよ、小鷹君は。
    若いのね。
    最後はなんだか急ぎ足気味だったようにも思います。
    ともかく完結させたかったのかな。
    伸ばそうと思えばどんどん伸ばせてしまうものね。

  • 読了

    2016年7月30日に第1巻を読み始めて、2018年5月17日に第11巻を読了だから、シリーズを読み終えるのに約2年かかった。

  •  まるまる一冊をエピローグとして使った11巻、完結巻である。クリスマスの日に暴れた小鷹や隣人部のその後が描かれている。
     ここではいつものようにショートスタイルで物語が展開しているが、砂時計の砂が落ちていくかのように時間が過ぎていくのは、小タイトルに括弧付された数字(これは卒業までの日数だろう)で暗示されている。
     ギャグテイストではなく、ただ残る日々を過ごそうとする彼らの青春は、すでにして残念なものではないとも言える。それでも最後の最後で残念な姿を晒すのは彼ららしいところであるが、エピローグとしてきちんと締めている印象である。
     恋愛模様もすべて清算しきってのエンドは、綺麗な店仕舞いだろう。

     シリーズ全巻読ませていただき、楽しませていただいた。その評価も含めて星五つで評価したい。

  •  日々楽しいということは物語的な「劇的さ」とは程遠いのが現実。しかし、たとえ少なくとも、きちんと言葉を交わし、時間を紡ぎ合えるのであれば、十分それは友情を持ち合う幸せなことなのだ。
     この当たり前のことを淡々と紡ぎ、一つの物語は「卒業」という幕を下す。勿論、それは人生の幕引きなどではなく、新たな出会いや行き方の発見といった別の要素を付加しながら連綿と続いていくものだ。

     本作の群像劇を構成するのは、(個人的には)全く惹かれないキャラクター群、換言すれば、コミュ力以前に、その性格に(大きな)難あるキャラクター群であった。
     その姿を、つまり性格難のキャラ達を、コメディという隠蔽策を講じて、斜に構えて描くということ以外に、本作には格段の意味を見出せなかった。
     加え、本作、特に本巻が「上手い」小説と言えるかは疑問なしとしない。
     劇的な、あるいは衝撃的な台詞回しが減った本巻での夜空らは勿論、幸村や理科の心理描写も直接描写が増え、彼らが何を考えているのかを、そこはかとなく、全体から感じさせるものではなかったからだ。
     勿論既刊分は違った可能性もあるが、確認する気はおきないし、やはりギャグ描写と展開の振幅の大きさで隠れがちで、心理描写には難あるのかもしれない。

     にもかかわらず、本作が、かように人気が出た理由には、理解も納得もどうしてもできない。
     ただ、仮に本作が、現代の等身大の高校生の姿を一面照射しているのなら、そういう状況になったのかもしれないなぁという印象だけは、ないではない。

     つまり、本作とは何ですか?の問いを捉えるには、作中では事実上モテモテの小鷹を、女子高生・女子大生らがどう見るのか(多数派という意味)に拠るのか。そう感じるところだ。
     仮に小鷹是が多数派ならば、現実照射の物語。否ならばコメディとリアルを塗した男性ファンタジーなのかな、と。

  • あるいみ大団円で終わってよかったと思う。
    ラノベらしからぬ終わり方だったけど、実際問題学生生活ってこんなものだろう。

  • まるまるエピローグ。実質10巻が最終巻だったかも知れない。ただ、落ち着くところに落ち着かせてくれる感じはある最終巻だった。
    おもしろい物語をありがとうございました。

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著者プロフィール

第0回MF文庫Jライトノベル新人賞にて「ホーンテッド!」が優秀賞を受賞しデビュー。
「妹さえいればいい。」(ガガガ文庫) 、「僕は友達が少ない」(MF文庫J)ほか。

「2021年 『〆切前には百合が捗る2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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