結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? (3) (MF文庫J)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2015年10月23日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040679402
作品紹介・あらすじ
人々が竜人の支配に怯える大陸で旅を続ける、銀髪巨乳女剣士メルと、異能“忍法”を扱うシノビのサビト。ナトゥアを支配していた竜公ゴルニシチを討伐し、サビトの幼馴染みのクノイチ・アトリとも『結魂』を交わしたことで新たな嫁(?)を得た二人。そんな3人が次に目指すはナトゥアの北部。その地を治めるは序列第五位の竜公バークナー。彼の驚異的な魔法を前に、3人はこれまで以上の苦戦を強いられる。さらに訪れた集落で新たな竜落子と出逢い、メルシオーネ出生の秘密が明らかに……!? 「私は……伴侶失格です」ニンジャとドラゴンが雌雄を決する人類反抗バトラブ活劇第3幕、竜落子とシノビとクノイチ、3人の夫婦の運命は――。
感想・レビュー・書評
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今回は、メルシオーネ出生の秘密が明らかになることが主題となっただろう、少し竜公との対決から離れた人間ドラマであった。
竜落子(ドラグリーズ)と人間の関係には重いものがあるが、そこにある関わり方などは今回がテストケースのような形になるのだろう。それも、人間側の反抗がそれなりに上手くいっているからだろうが(余裕がないときは、弱いものがストレス解消のはけ口になりがちだ)、ここでの物語は興味深いものだった。
だがそれもまた、終盤に登場したクロムクラッハには望ましい展開なのだろうが。もしこの状況を俯瞰することができる人間側の指導者が居たならば、さぞ頭を悩ませたことだろう。
今回も面白かった星四つ半相当と評価したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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