結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? (4) (MF文庫J)

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  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040681108

作品紹介・あらすじ

人々が竜人の支配に怯える大陸で旅を続ける、銀髪巨乳女剣士メルと、異能“忍法”を扱うシノビのサビトとアトリ。フラオディールの危機を救った直後、メルシオーネの実父を名乗る【巡見者】クロムクラッハに敗北を喫した3人。さらに、彼の手により4人の間で『結魂』が結ばれ、「魔法無効化」で呪縛を受けないクロムクラッハに一方的に命を握られてしまう。八方塞がりの状況の中、クロムクラッハの命令で再びナトゥアを目指す3人だったが、道中の度重なる亜人の襲来で疲弊したサビトとアトリが戦闘中に倒れてしまい――!? ニンジャとドラゴンが雌雄を決する、人類反抗バトラブ活劇・第4幕! ところで結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの!?

感想・レビュー・書評

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  •  終の巻となる四巻。今回は人間連合的なこれまでの勢力の糾合と、末に到るメルシオーネの父・クロムクラッハとの対決が描かれている。
     ここでの物語は、期限を切られたことでそれまでの日常を描き、そうした日常が決戦へと収束していく物語構造を取っている。
     ただ、やはりどうしても決戦までの緊張感が薄れてしまっている点で、こうした構成の難しさを感じた。物語構造としては望ましいが、要所で締めきれない弱さが感じられたのだ。

     この巻の評価と、これまでのシリーズ全体の評価も加味して星四つ半相当と評価している。
     シリーズ楽しませていただいた。いくつか疑問点も残ったが、ここでは人類の反抗が成ったという物語の据わりの良さを感じながら読了としたい。

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