花葬りて、夜 (フルールコミックス)

著者 : 市ヶ谷茅

• KADOKAWA (2017年7月14日発売)

作品紹介・あらすじ

「君が朔を殺したんじゃないか」

「僕が……？　どうして……」

「だって君は――」



華道家元・夜野田朔芳こと、夜野田朔の弟子兼付き人。
それが、明川了の肩書だ。

住み込みで生活を始めた了と
朔の師弟関係は和やかで順調だった。

しかし、ある夜。
大手広告代理店の局次長である弓越に
愛人として抱かれる朔の媚態を目撃してしまい!?

弟子から師匠へ――
狂おしい思いを秘めた手向けの物語。


生前の朔と了のひりつくようにエロティックな
コミックス描きおろし１話を収録！

感想・レビュー・書評

[主観さんの感想 · 2023年8月4日]

了君もあとを追ったのかな…
絵は好きじゃなかったけど難しい生花という題材をしっかり表現されていて美しかった

弓越さんが不憫だなぁ。
勝手に妻子持ちで朔は愛人だと思っていたけど、
独身ゲイらしいし簡単に愛人というより、
可愛くて世話を焼きたい対象だったんだろうなぁ。
そこにはしっかり愛情があったと思うよ…
朔には伝わっていなさそうだけど。
（そもそも朔は特定の相手を作らなさそう）

もっと違う作家さんが描いていたらもっと売れたんじゃないかな…（すっごい失礼ですね、すみません‼︎）

[白薔薇お七さんの感想 · 2017年11月9日]

爺受も死にネタのバッドエンドで誰も幸せにならない結末も嫌いじゃないし悪くないと思うしこの流れなら当然とは思うけど、いかんせん絵柄が……と思ってしまいましたすみません。
クライマックスでの生け花デモンストレーションシーンは圧巻だったし、若い才能への嫉妬など打ち明ける話などすごくすごくよかったのですが。

朔さんはいくつぐらいだったのかな。40代後半？
一人残されてしまった弓越さんが気の毒すぎて。

＊

同時収録の郵便配達員さんのお話、その後を詳しく！！
これはカフェのおやじ×郵便配達員なのかしらん。

著者プロフィール

新人作家。オリジナル創作の同人活動が長い。百合、ファンタジー、一般など。

「2015年 『けむにまかれて』 で使われていた紹介文から引用しています。」