玉川区役所 OF THE DEAD (富士見L文庫)

  • KADOKAWA/富士見書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040703725

感想・レビュー・書評

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  •  わたしの六月はゾンビ月間。
     感染する病気としてのゾンビが地味にはびこった世界観。
     鈍いゾンビ系という事で、一般人にも対処が出来るという事で、役所が対処する。
     そんな役所の若手と新人が織りなすドラマ。
     ゾンビとして扱うか、人間として扱うか…元人間として扱うか…といった辺りがテーマになるだろうか。
     発症し自我を失った(ゾンビ化した)者を捕獲収容したり、
    保菌者のケアをしたりと言った内容。
     ディープなゾンビ映画の話題が出たり、妙にコミカルな描写があったり狙いがブレている印象も。
     美幸さんって誰?

  • 公務員である主人公の仕事は、出没するゾンビを
    捕獲していく事。

    ゾンビがそこらに存在する、というのは
    それだけでパニックです。
    相手の動きが遅いらしいですけど
    それで身体が動くかどうか…。
    初っ端から高校生が、高校生っぽくしてますが
    これができるという事は、かなり浸透している?

    情けないけど頑張る主人公と、有望株な新人ヒロイン。
    かなり善良系な二人と、幼馴染の青年。
    一番ものすごく裏がありまくりそうな上司。
    こういう人畜無害そうに見えるのが
    やはり怖い人、になるのでしょうか?
    それを言ったら、管理官が危なさそうですが。

    最後に幼馴染が言った台詞。
    一体どう問題があるのでしょう?

  • 第1巻を読破。

    ――と書いたけれど、第1巻でいいよね?

    思いきり「つづく」で終わっていたし。

    とてもおもしろかったです。

    ゾンビ退治する地方公務員!? ってことで気になって買ってみました。

    どんなバイオなハザード世界だと思っていたのですが、ニヤニヤしながら読み進めることができました。

    特別福祉課で働いている赤羽晋助は、臆病だし、怖がりだし、決して強いわけではなく。

    どこにでもいる、ごくフツーの27歳。

    けれど働いている「特別福祉課」というのがごくフツーではなくて。

    世界はゾンビウィルスという未知の病気が発生していて。

    某映画のようにパンデミックを起こし、世界中にゾンビが跋扈している――わけではなく。

    最初はかなり混乱したようだけれど、ゾンビの弱点(お約束)が判明してからは、冷静に対処できるようになっていた。

    16年過ぎた現在、ゾンビ専門の課が役所にあるくらいには。

    ……え?((゚Д゚ll))

    じ、自衛隊とか警察とかじゃなくて??

    となりましたwww

    人類、非日常を日常に取り込む能力高すぎだろwww

    まあ、ゾンビはゲームとか映画でもいろいろ登場しているからなあ。

    対処方法もすぐわかるだろうなあ。

    動きが鈍いし、力も弱いので役所でも対応できるるのか。

    読みながら「頭を潰せ!」「死体は焼けよ?」とツッコんでしまうバイオ脳。



    あとこれでクリムゾン出たらやべぇだろうなあ、と思っていたら!

    本当に出てきました、クリムゾンwww

    やはりゾンビの死体は焼くしかない、と再確認しました、まる。



    晋助は臆病で怖がりだけれど、それでもちゃんとやるときはやれる子でした。

    建物内にいたゾンビをおもしろがって外に出した学生たちを守ったり、ね。

    そんな晋助と新人さん・立花さんはどこまで行けるのでしょうか。

    個人的には晋助の幼なじみ・幸田くんの言動ににやにやさせられっぱなしでしたけどね!www

    幼なじみというより保護者だな、うん。

    それにデスクが隣同士の晋助と立花さんが並んで座っているのを見て、活動係主任うらやま……ってなってたりねwww

    あと本気で主任を盾にしろと言ったり。

    幸田くん、晋助はこの世に一人ですが、大川主任もこの世に一人しかいないですwww

    こういうキャラ好きだわー。

    真面目キャラだと思っていたのにwww

    さて、ゾンビウィルスに関してはワクチンもまだ出来ていない致死率100%の恐怖の病で。

    さらには従来のゾンビとは違ったゾンビ――私はそのままクリムゾンって呼んでいるけれど――が出現。

    さらにさらに総管の人たちの怪しさ。

    いったいこれからなにが起きるのか……。

    続きが楽しみです(*´▽`*)

    あとドラマ化もされているようですが、私はドラマ見ないんで、どうなんだろう。

    それにしても――

    これを読んでるとバイオハザードしたくなりますね!

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著者プロフィール

第24回ファンタジア大賞にてデビュー。硬軟織り交ぜた小説表現を得手とする気鋭の書き手。主な著作に『お後は笑顔がよろしいようで』(富士見書房)、『天空監獄の魔術画廊』(角川書店)などがある。

「2016年 『僕とやさしいおばけの駅 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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