即興ワルツ 青遼競技ダンス部の軌跡 (富士見L文庫)
- KADOKAWA/富士見書房 (2016年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040708133
作品紹介・あらすじ
さる事情から人との関わりを避けてきた成島拓海は、何故か同大学の橋本秋帆から付きまとわれるようになる。巧みな包囲に流されて、辿り着いた先は競技ダンス部。そして彼女は挫折と不屈のエリートダンサーで……!?
感想・レビュー・書評
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恋愛にまでたどり着けて無くて、ダンス以外の要素はほぼ無いのですが、ダンスにのめり込む二人の熱を感じます。
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読む前は競技ダンスを文章で表現するとどうなるかなと思っていたけれど、読むと意外と違和感はなかった。
個人的な好みではもっと細かく書いてもらってもいいくらい。
でもラノベ枠だしこれはこれでいいのかな。
団体戦の為かキャラクターが多く、結構個性豊かな先輩達なのにあまり掘り下げられないのが勿体無い…話が脇道に逸れるし長さ的に仕方ないのは分かるんだけど、各パートナーなんて殆ど触れられないし。
主人公カップル(恋愛的な意味にあらず)もようやくスタート地点な感じなのでこの後の成長がもっと見たいなあ。
とりあえず続刊、希望! -
大学生の青春競技ダンスもの。競技ダンス小説を続けて読んだためか少々食傷気味。
確執により実家の剣道を辞め独り立ちを決意した男子大学生が、のっぽの女性のパートナーとして見込まれ、試しに競技ダンス部に入部することに……という話。ストーリーは割にまっすぐで非常に分かりやすい。「大学の」競技ダンスというものに重点を置いていて、競技ダンスそのものの華やかな魅力より大学で競技ダンスをやることの希少さに重点が置かれていたように思う。
主人公もヒロインも悪くないが、短い一冊の中で語られるには登場人物の重みが足りない。かといって落ち込みや暗い面を長く見せられたら気持ちが沈むだろうから、全体として小粒のアップダウンになるのは仕方がないか。
競技ダンスに対する熱愛を感じる話ではなく、単に競技ダンスをテーマとした小説だと受け取った。熱が足りない。 -
9月18日、背すじをピン!とカップが開催された日本武道館までの道中のお供。
コミック・ラノベのダンスもので「ようこそ」が入らない珍しいタイトルです(笑)
他のコミック・ラノベとは違って舞台は大学。大学のダンス部は以前より組織化されていましたから、大半が高校の他作品よりちょっとリアリティがあるかな。娘が現役大学生と言うこともあって趣味と相まって興味深く面白く読めました。
この作品がワルツだから、タンゴ、フォックストロット、クイックステップ(ヴェニーズ)、できればラテン5種も加えて10ダンスまでシリーズが続いたらなと期待しています。 -
入学早々、競技ダンス部に無理矢理勧誘された大学生の主人公・拓海。
まだダンス始めたばかりの大学一年生が主人公だからか、初々しさはあるものの躍動感が足りない印象。「ボールルームヘようこそ」ばりに汗水ほとばしってほしい。
でも、拓海とパートナー秋帆がどう成長していくのか、今後も読んでみたい。 -
競技ダンスの大会の流れや種目を知ることができた。しかしそれだけ。題材となっている競技は珍しいけど、既出の運動部ものの小説とストーリーの組み立ては全く同じでそれほど面白味は無い。登場人物の配置や特徴付けもありふれていて退屈。続編は要らないな。