愛之助(推定2歳・雄)の考察 その恋は猫の手も借りたい (富士見L文庫)

著者 : 汐見舜一

• KADOKAWA (2018年11月15日発売)

作品紹介・あらすじ

ぼくの名前は愛之助。ご主人様は千尋。千尋は頑張り屋で、とっても可愛いメスなんだ。同居人のルーイ（ゴールデンレトリバー）もぼくも太鼓判ってやつを押すね。そんな千尋に最近気になるオスができたみたいで――。

感想・レビュー・書評

[Mizukiさんの感想 · 2023年3月6日]

飼い主の日常を猫目線で描いたお話。

猫好きが読んだらつい、「私の猫も実はこんなこと考えていたりするのかな…！？」っていう妄想が膨らんでしまうと思う！実際私は自宅の猫にめちゃくちゃ話しかけるようになりました(笑)

それはさておき、中身としてはよくある恋愛話。展開が気になる場面はありつつも、すごいのめり込んでしまうってことはなかった。でも終わり方は結構好きだった！

愛之助(主人公の猫)は背中にハートの模様があるからそのように名付けられたけれど、全体を通してみると恋のキューピッドになってて本当にその名の通りの存在だと思った。

[海さんの感想 · 2019年10月29日]

猫の愛之助目線なので、些細な出来事が大事件になる。
素っ頓狂な行動をする愛之助ですが、猫だからすべて許せる。

[lovenovelsさんの感想 · 2019年10月24日]

猫がこんなに色々なことを考えているなら、話してみたいな。と思ってしまった。自分を拾って家族にしてくれた千尋のことを心の底から大切にしている愛之助。千尋が幸せになるためなら！ととにかく頑張っている。勘違いも多いけれど、必死に頑張っているのが伝わってきて、とにかく応援したくなった。

著者プロフィール

第三回富士見ラノベ文芸大賞にて審査員特別賞を受賞した、本作でデビュー。

「2016年 『トリプルエース 君のいない夏に、なくしたものを探して 』 で使われていた紹介文から引用しています。」