- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040732534
作品紹介・あらすじ
清霞の婚約者として勉強もはじめ、穏やかな日常が訪れたかと思った。けれど美世は夜ごと悪夢に襲われ、だんだん衰弱していく。それがきっかけで、美世と清霞はすれ違い、美世は家を出ることに――。
感想・レビュー・書評
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美世がなぜあんな境遇になったか、その謎が解ける回でした。
2人の気持ちがやっとお互いに通じ会うようになって、これからも応援したくなります。
それにしても清霞の強さが1巻では驚異的だったのに、この巻ではそんなに強くなかったなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明治大正風のファンタジー。
虐げられて育った美世は、冷酷な軍人と噂の清霞と、晴れて婚約したが?
斎森美世は、強く美しい清霞に惹かれ、ふさわしい女性になろうと願い、勉強を始めます。
斎森家も名家の方だったが、召使い以下の扱いを受けていたので、礼儀も知らず教養もない。
清霞の姉で明るい性格の葉月が先生になってくれたのはよかったのだが。
夜は悪夢で眠れず、懸命に頑張る美世だったが、心配する清霞の気持ちともすれ違ってしまう。
ある日、美世は母の実家の人間と会い、知らなかった事情を聞くことに。
美世の母は、薄刃という表には出ない異能者の家系の出で、見込まれて斎森家に嫁いだが、異能のある子を生めなかった。
ところが、美世には実は異能の才があるという、驚くべき事実が。そして‥
設定の構築が前よりもわかってきて、キャラクターそれぞれの位置づけもはっきりしてきました。
以前よりはよほど良い環境のはずなのに、ぱっと見は陰気で体調も崩してしまう美世、あぁあぁ~
ま、解決しますから、段階的に(笑)
運命に翻弄されながらも、勇気を出して、一歩ずつ前へ進む美世。
胸キュンも一段ずつ☆ -
勉強するなんて美世ちゃんえらい!清霞が美世ちゃんを心配するの感動しました。二人ともえらい、えらすぎるよ~
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恋愛もの、ちょっと面白いかも?(о´∀`о)
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面白かった。1巻ではわからんかった美世の母の血がなんとなくわかっていく。相変わらずの主役2人のホワホワして尻がむずむずするような初々っぷりと、これこそ”THEもどかしい!!”に、自分で自分が気持ち悪い笑いが出てくる(笑)。まあ、ええね、尊い感じ。シンデレラ美世に、ええとこの淑女になるためのコーチがつくんだが、これが清霞の姉(とても良いキャラ)。正しく気持ちい姉キャラに目頭が熱くなる。まあ、さくっと結婚してしまうと、それはもう終了なので、このままトラブルが出て、解決して、イベントをこなして、恋愛習熟度もレベルアップしたりとかしていくんだろう。恋愛育成系シミュレーションにそのままなりそう。新も五道もええキャラ。私個人的には葉月(姉)のキャラが好き。王道キャラの美世は基本苦手なタイプ(めんどくさそう)、でもまあ、これこそまさにモテの王道よのう、、と思うのだった(多分そう)。
寄るべなく、ただひたすらに慕ってくる
薄幸の美少女(もしくは美女)、、
こたえられませんな、、と
かの源氏と頭中将もゆうてますわな(あはは)
いつの世も王道には変わりないもんですな。 -
一巻の謎が解決した続編。
異能も開花しはじめ、ファンタジーと恋愛が絡まって来た。
さらっと読めて、続きが気になる。 -
【ただ幸せになりたいんじゃない、あなたと隣で笑えるように】
婚姻を結んだ美世が、憧れのパーティーに向けて己を磨く物語。
散々と継母に虐げられて心を衰弱させていた美世を救ってくれた冷酷な軍人の清霞。
彼の恩に報いる為に、そして何よりも自分が彼の隣に並べ立つ誇りを身につける為に、必死になり教養を修得する美世。
目標の社交パーティーに向けて、己を磨く彼女を襲う悪夢と不穏な影。
何もよりも希った家族の形。
ようやく、見つけた暗闇に灯る光。
ただの幸福ではなく、清霞の隣で幸せを掴み取る為に。
美世は己の背負う因果を乗り越えるのだ。 -
恋愛×大正時代のような雰囲気×異能の力ときたら…キュンキュンしないわけがない!!
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清霞の妻という立場にふさわしい自分になろうと、美世は淑女の作法について学び始める。
しかしその一方、夜毎、悪夢にうなされる美世は、少しずつ体調をくずしていく。
頼ることに慣れない美世は、忙しい清霞の手を煩わせまいと、平静を装う。
しかし清霞は美世に頼ってもらえない自分をもどかしく感じ、忙しさもあいまって苛立ちを募らせていく。
そんな2人に接触してきた青年の、思惑とは…?
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婚約状態での恋愛は、キュンキュンがいっぱいですね!
メインは美世と清霞の恋愛なのですが、そこに異能の力、大正時代の雰囲気が加わると、おしゃれでロマンがあり、よけいキュンキュンが高まります。
現代を舞台にした恋愛マンガは、もはや主人公たちの年代をとうにすぎてしまったため、どちらかというと主人公たちの親目線になってしまい、胸キュンのハードルがなかなか高いです。
しかし、この物語のように異世界感のある設定だと、自分を投影することができるので、ときめくことができます。
今回もときめきをありがとうございます。
しかし、なんか清霞さん…今回は強いけれども同時に倒されまくってもいて、ちょっと切ないです…
また清霞が美世をバシッと救い出すところがみたい!!次巻以降に期待です。