紅霞後宮物語 第零幕 四、星降る夜に見た未来 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 177
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040733968

作品紹介・あらすじ

幼き日、老婆から告げられた小玉の未来。それは着実に現実のものになっていると兄嫁は感じていた。しかし、予言には出てこなかった男・周文林の存在が気にかかる。この男が、小玉を不幸にするのではないか――?

感想・レビュー・書評

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  • 兄、母が次々と死んでしまったため実家に帰った小玉のもとに元許嫁が現れて、なかなかこれがうざい。そのため一家で都のそばに移住する。兄嫁とその息子と隊の交流の話が続くが、兄嫁も病で死んでしまう。残されたのは甥の丙のみになって仕舞う。しかも、今回は小玉の部隊の将兵が戦死してしまうのだ。「どうしてこんなことになったの」と叫ぶ小玉。軍隊の話だから死人が出るのはどうしようもないよなあ。さて、次回でこれをどう扱うのか。

  • 面白かった。母の丁憂で1年の忌引公休をもらって久々の帰省中からつづき。なんと、小玉は覚えてないが、子供の頃に村で助けた老婆に、幼なじみの兄嫁と二人とも占われていた、というか予言されてた。が、小玉の彼氏の人数が合わないので、その帳尻をどうするのか、気になるところ。元許婚と一悶着あり、兄嫁、丙と共に帝都に引越し。兄嫁が病死、清喜と復卿が付き合い、従軍、死別。もう、移動と出会いと別れの激動の巻。本編のほうでは後日譚になってたのが、その時どうだったか、ということが解明し、妙にスッキリする。

  • 軍人皇帝以前、の第三弾。

    種明かしのような話が進むが、
    どうも話が不自然と言うか、自然の流れに感じられない。
    いろいろすっとばされている気分というか。

    母の喪に服するために故郷に帰った小玉に
    元婚約者が現れるとか、
    身近な二人がつきあっていたとか、
    都に一緒に戻った兄嫁が亡くなってしまうとか。
    展開が早くてついていけないだけかもしれないが。

    情緒を求める読み手ではないと思うのだが、
    それにしてもちょっと。

  • 本編より文林が真っ当で、小玉が自由で活き活きしているので、零幕の方が好きです。ただもう流れ的に本編に続くあたりまで来ているので、あの素直じゃない未来へ行ってしまうのがちょっと悲しい。

  • 幸せになるかは本人次第とは言うけど、小玉はほんとどうなるんだろう
    毎日必死だから、もうそれで幸せでいいんじゃないのか
    軍人だから友達どんどん死んじゃうのかなかなかに辛い
    てかみんな小玉好きすぎだね

  • 過去編。此処で切れるのか!と頭を抱えてしまった。今につながる人間関係が織られていく物語は、行き着く先が分かっていてもその過程に何があったのか、具に知りたいと思ってしまう性なので、大人しく続きを待つ。

  • 本編はとりあえずおいといて。
    あれっ? えっ? 清喜の恋人ってあれ? そんなこと一言も……あれそういえば言ってないか……?。(読み返し案件発生)
    いやまぁ、それはそれとして清喜ってば恋人さんに対してもだいぶアレだった。

  • ここで終わるのか?
    ここで⁈
    小玉の家族が出てきたうれしいけど、ここかよぉ!

  • 2022.03.05

  • 占いの話を本人は知らないところとか、甥っ子の小さい頃の様子がわかるのいい

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著者プロフィール

2014年、『生生流転』で瑞々しい人物描写と緻密かつ魅力的な世界設定が評価され、第2回ラノベ文芸賞金賞を受賞。改題及び改稿を加えた本作でデビューとなる。

「2023年 『紅霞後宮物語 第零幕 六、追憶の祝歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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