かくりよの宿飯 十一 あやかしお宿の十二ヶ月。 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 445
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040736600

作品紹介・あらすじ

あやかしお宿「天神屋」の大旦那に嫁入りした葵は、大女将見習いとして日々を送っていた。祖父が隠したお宝捜しや、大旦那の現世への出張。そんな何気ない毎日の続きに、桜の季節がまた訪れようとしていた――。

感想・レビュー・書評

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  • かくりよの宿飯本編10巻の、その後を描いた短編集。

    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~〜〜

    紆余曲折を経て夫婦となった鬼神・大旦那様と人間の葵。
    葵はあやかしの住む隠世の宿・天神屋の大女将となるべく、日々忙しくすごしています。

    はじめに登場人物一覧と、本編10巻分をギュッと濃縮したあらすじ(でも本編の核心はふせたままなのでご安心あれ!)が1ページついていますので、本編を読んでいない方でも読めるとおもいます。
    ただ本書の短編は主人公の葵だけではなく、主要キャラを主役にしながら書かれたお話もいくつかありますので、やはり本編1〜10巻を読み終えてからのほうが、より短編1本1本でのキャラの成長と変化が味わえます。
    特に第十二話は本編10巻を読み終えてからを、オススメします。涙がじんわりしますので、ハンカチを横に置くことをお忘れなきよう…!


    ひとつひとつのお話が短いので、あっという間に読み終えてしまいました。
    主要キャラたちのその後を知ることができたのは嬉しかったのですが、濃厚な本編を読み終えたあとの番外編的な短編集だったので、少々物足りなくも感じました。
    短いお話もいいですが、やはり中編や長編のかくりよの宿飯もまた読んでみたいです。
    あと、大旦那様と葵はもうちょいラブラブでもいいです(笑)
    てか大旦那様って、おちゃめだしカッコイイし実力も人望(いや、あやかし望か??)すごいし包容力抜群だしで、ほんっとうに旦那になってほしい鬼ナンバーワンすぎじゃないでしょうか。
    葵がめちゃくちゃうらやましい!!です。

    さて、次の巻(かくりよの宿飯十二・既刊)に、進むとしますか!

  • 本編完結後の後日談短編集。ショートストーリーがとても読みやすかったです。
    葵主観だけのお話じゃないところが面白い。

    友麻碧さんの本で1番好きなシリーズ。完結してしまい、まさか続きが出ると思ってなかったので楽しみにしてましまた。またその後のお話が読めると良いなと思います。

  • その後の天神屋と折尾屋のメンバーのストーリーが読めて面白かった。
    今回も美味しそうなメニューがたくさん出てきてお腹が空くストーリーだなと思う。
    いつか、レシピ本出てくれたらいいな。
    (2021/01/17 16:31:04)

  • かくりよの1年間の物語
    ひと騒動の月があったり、ホンワカした月もあったり
    沢山のキャラが登場するのも嬉しく、『浅草鬼嫁日記』の子たちも出てきて1冊で2度以上美味しい
    そしてこの小説の醍醐味である料理たちも盛り沢山で…炊き込みご飯が食べたい(私はタケノコが良いです)
    久々に彼らの物語が読めて、大変満足!
    彼らの未来の物語も読みたくなってしまう
    例えば葵ちゃんと大旦那様の子ども世代のお話とか笑

  • 【収録作品】第一話 四月~桜の下にはお宝が埋まっている/第二話 五月~アスパラたけのこ夫婦喧嘩/第三話 六月~納豆トーストと泥棒/第四話 七月~隠世的第一次タピオカブーム/第五話 八月~天神屋の幽霊事件/第六話 九月~奇しい薬屋のあやかしたち/第七話 十月~噂の美女/第八話 十一月~海の向こうより来た兄弟/第九話 十二月~朱門天狗の事情/第十話 一月~新年/第十一話 二月~北の国からの贈り物/第十二話 三月~律子さんへ/特典小説『あやかしお宿とパンと落とし物』

  •  隠世のそれぞれの後日談が読めて嬉しかったです。でも、欲を言えばもう少し長めの短編集が良かったかな。

     大旦那様と葵の関係もあまり変わらなくて、もう少し進んだ関係を希望です!

  • その後のみんなの様子が垣間見える1冊でした。
    懐かしいし,
    また、こういう風にその後のお話も読みたいです。

  • 葵と旦那様の仲睦まじい様子が見れてにこにこ。
    いろんな人と葵さんは関わってきたんだなぁと1巻からの内容を思い出した。

  • 後日談。

    キャラクター達、それぞれの先が知れて楽しかったです。悲しい話もありますが、それが本筋で大切な内容だったのだと思います。


  • 表紙の雰囲気がシリーズ最初の頃のものに似てる気がする
    短編集だからというのもあって、本編より深くキャラクターの普段の姿とか見れて面白かった

    律子さんのお話で、今ある時を、時間を大切にしようと思えた
    もし読めるなら葵たちの子供のお話も読みたいなと思ったり。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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