登山外来へようこそ (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.14
  • (1)
  • (3)
  • (8)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 51
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040820736

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 登山ブームの影響を受けているのか、山に登りたいと思うことが多い。しかし、街中とは異なり、山には危険もあるし、怪我や病気の際の救急医療も容易には受けられない。
    本書は、山登りの楽しみを否定することなく、しかし、日程面、体力面、装備面で無理をすることの危険を平易に説くとともに、そのリスクを軽減するための方法を指南している。
    山での遭難の原因は、外傷、高山病、低体温症が三大要因らしいが、以前読んだトムラウシでの遭難の本のことなどを思い出した。
    第4章は、日本初の国際山岳医となった著者の簡単な自伝のようなもので、第5章の三浦雄一郎の80歳でのエベレスト登山遠征の話とともに、読み物として面白かった。

著者プロフィール

医学博士。長野県出身。日本大学医学部卒。大学病院勤務を経て2002年札幌へ移転。心臓血管センター北海道大野病院に勤務。2010年9月国際山岳医 UK Diploma in Mountain Medicine日本人初の取得、英国Leicester大学山岳医療修士取得。同年12月心臓血管センター北海道大野病院附属 駅前クリニックにて登山外来開始。11年5月北海道警察山岳遭難救助アドバイザー医師に就任。

「2016年 『登山外来へようこそ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大城和恵の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×