知らないと恥をかく世界の大問題8 自国ファーストの行き着く先 (角川新書)
- KADOKAWA (2017年7月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040821153
感想・レビュー・書評
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トランプ登場の8から読み始めた。やはりわかりやすいし、過去からの歴史を書いてもらっているので助かる。近々、9,10も読み、現代に追いつく予定。
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まさに副題のとおり「自国ファースト」のリーダーが目立ってきているというのは、そう望んでいる国、国民が増えてきているからかもしれない。相手との差異をみつけて反目しあうのではなく、ダイバーシティを受け入れて、寛容になっていく必要がある。シンギュラリティを考えると、人間同士で反目しあっている場合じゃない。表紙に顔写真が入っている方が売れるのか、どうもちょっと「企業」の姿勢が見えてしまう。
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重要な時事キーワードをさくっと把握するための入門編としてちょうど良い。池上さんはリベラル目線が売りだけど、トランプ氏に対しては終始辛辣な評価。歴史は繰り返すが、愚かに過ちを繰り返さないために、知ることは大切。自国ファーストに動く世界の中で、原爆が落ちた国の国民としてどう意見を持つか。考えさせられる、コスパの高い一冊。
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このシリーズを再読しています。
数年前の事ですが、世の中の移り変わりが激しく、コロナメインの世界情勢からか、一層だいぶ前のことのように感じます。
これまでのシリーズよりも、広く浅く世界の事象をまとめられていますが、それでいてバックボーンがしっかりと解説されていたり、過去作と同じように説明があるので反復学習も可能です。
池上さん個人の解釈も若干ありますが、大変勉強になりますね。
最新作まで近々読破したいです。 -
池上さんに現代社会とか世界史の教科書を書いて欲しい。
いつ何が起こったかよりもよっぽど
そもそもなぜそんな事件が起こったのか
裏側で誰がどんな目論見で動いて
誰と誰がなぜ手を組んでいたのか
がよっぽど大事。
結局世界で起こってる出来事も
身近で起こってる人間関係の縮図と同じ。
興味深かったのはトランプ大統領はモラルもなく
大統領以前に人としてダメなのになぜ大統領になったのか。
トランプからアメリカの問題がそこから浮き彫りになるという見方がおもしろかった。
テレビニュースではトランプがTwitterであんなこと言ったみたいなことは取り上げるけど大事なことは全然伝えないから知らないことばっかり。
ヨーロッパも有名な観光地しか知らなかったけど抱える問題という視点で見ると全然違った。
社会科アレルギーだったけど池上さんの本は半沢直樹でも読んでるみたいだった。
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知らないと恥をかく世界の大問題8 自国ファーストの行き着く先。池上彰先生の著書。トランプ大統領のアメリカファーストに右へ倣えですべての国が自国ファーストになってしまったら国際社会は成り立たないし世界と地球は破滅に向かってしまうかもしれない。人間と人間の関係、人間関係だって同じ。みんなが自分ファーストで自分勝手な自己利益追求主義者になってしまったら、憎悪と怨恨、嫉妬が渦巻く殺伐とした最悪な人間関係しか残らない。譲り合い、妥協する気持ちを持たないと。自分ファースト、自国ファーストではなく、お互いさまの気持ち。
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トランプ米大統領の就任を切り口に世界の時事問題が分かりやすく解説されていて読みやすかった。
原子力の平和利用の推進と第五福竜丸事件で核実験反対の世論が強まるあたりの記述が特に印象に残った。核兵器を持たないのが日本の国是なのだが核兵器を持てる力は持っておくことが外交上の抑止力になると考えている政治家もいるというのが、日本の核に対する複雑で曖昧な立場をよく表していると思った。 -
読むのにいささか時間がかかってしまったなぁ。それはさておき。
シリーズ8巻目(!)となる本書では、2017年1月にトランプ大統領が当選したことにはじまり、世界中にジワジワと広がってきている「自国ファースト」の風潮に関して論じている。
内容はこれの1ヶ月先(2017年6月)に刊行された『なぜ、世界は“右傾化"するのか?』(ポプラ新書、共著:増田ユリヤ)と重複する箇所も多いが、こちらはより包括的に世界情勢を述べたもので、併せて読むのも一興か。 -
池上節は本当に分かりやすい。
分かりやすいが故に、読み飛ばしてしまう感もあるけど、基礎知識を得ると考えれば、こんなに浸透力の高い書籍も少ないだろう。
世界を知る心を忘れないため、今後もこのシリーズは続けてほしい。 -
<手に取った目的>
アメリカトランプ政権のこと、北朝鮮が向かうところなど、帯にもあるとおり激変期の世界情勢を勉強するために買ってきた。
<読み終わりました>
トランプ大統領アメリカファースト、イギリスのEU離脱、どうなっていくのだろうか。