世界史の大逆転 国際情勢のルールが変わった (角川新書)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040822426

作品紹介・あらすじ

保守化する世界、自国第一を突き進む国家、AIで働き手が疎外される社会……。かつての「当たり前」が逆転しはじめた。安全保障に精通した二人の博学が、何が時代後れになったのか、知っておくべきは何かを示す。

感想・レビュー・書評

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  • 元外交官の佐藤優と宮家邦彦による世界史についての分析。

    2019年と今となっては若干古いものの、特に佐藤優の鋭い分析は勉強になった。

  • 「世界史の大逆転6 佐藤優 宮家邦彦著」読了。2019年2月発行の本。まだコロナのない世界。ヨーロッパは階級社会とあったのが、信じられないと思った。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 米朝首脳会談後の東アジア/第2章 国際情勢は「感情」で動く/第3章 核抑止から核拡散の時代へ/第4章 混迷する中東と「脱石油」の衝撃/第5章 AIが世界の「常識」を覆す/第6章 民主主義はもう限界なのか

  • この本が面白いのは飲み屋の与太話だから。対談集って結局 読者のことを考えて文章を練っているわけじゃないからなんか内容の質が低い。得るものは少ないだけど、速報的意味合いでついつい読んじゃうんだよな。。。

  • 世界レベルでのポイントとなる国を、2名の見解を交えての対話。俯瞰するに最適である。佐藤氏のロシアを抑えての対話であり、より高所でのコメントに見える。

  • 東2法経図・6F開架:319A/Sa85s//K


  • 現代の知性と言われる佐藤優と、キヤノングローバル戦略研究所の宮家邦彦氏の対談。
    トランプに振り回される東アジアと、中東がメインテーマかな。
    北朝鮮の存在によって、実は島国と同じであった韓国が、北朝鮮の動きによってどういう変化が起きるか。AIについても会話している。内容的に深くないんだけど、軍事の面での抑止のために使うという指摘は頭出しとしていいと思う。別の本では、数学に強い鳩山由紀夫を少し持ち上げる部分もあったが、こちらでは、政治家は結果が全てと切って捨ててる。

    まあ、なんだろ、外務省エリート同士の飲み屋の会話みたいな感じを受けた。

  • 珍しく佐藤氏がロシアの話をあまりしていない。現状ロシアは北朝鮮との関わりと、石油問題がメイン。今のトレンドから考えるとメインプレイヤーではなくなってきているのかも知れません。同様に、中東の産油国はこれからの身の振り方を考えなければなりません。ちょうどこの夏にASEAN最強の産油国ブルネイ・ダルサラームに行く予定にしていますが、この国も今方向転換を迎えているようです。産油国で他に何もない国の人って基本労働意欲に欠けるところがあって、今更新しい産業をって言っても観光程度しか定着しないようですね。
    そしてこの本は宮家氏も関わっているため、中東の話が多くなっています。今の中東情勢、中々面倒くさい綱引き大会が行われているようで。エルドアンがやらかしたってのは知ってましたが、カタールがそこまで中東で嫌われているとは。日本への影響が大きい国でありながら、実際に赴くことの少ない国だけに知っておかないといけないことも多いようです。そして、船舶、航空機、核分裂、インターネットに続きやはりAIも軍需ありきの開発になると。的確に殺す人と殺さない人を見分ける兵器とか抑止が難しく、カウンターAIの開発も中々。
    とはいうものの、最後には人がいなければ何も起こるはずもなく、AIがAIと戦っているのであれば、その目的を国の消滅としなければただのテレビゲームなんじゃないかという冗談とも取れないような状況がまさに起こりえる状態なのではないかと考えてしまうわけです。まあ、この世の中私が生きているうちにどこまでたどり着くことやら。

  • 佐藤優さんの新刊を追いかけているのは
    なかなか理解できないニュースを
    できるだけ新しいうちに学びたいから。
    そういう点で、この本を読んだのは大正解。

    宮家邦彦さんとの対談は約三年前
    PHP研究所『世界史の大転換』以来です。
    でもお二方は数か月に一度夕食をとりながら
    大放談会をしている仲。

    先月出版されたばかりのこの本では「昨年の米中首脳会談」「米中対立」「イラン核合意破棄」「マイケル・フォルフによるトランプ暴露本」「アメリカ大使館のエルサレム移転」など面白い話が満載。

    で、私がとくにわくわくして読んだのは「イスタンブールのサウジアラビア総領事館で起きたジャマル・カショギ氏惨殺事件」について。
    そこを含む中東の部分をもう一度読んでから返却しようと思っています。

  • 「世界史の大逆転」という視点で佐藤優と宮家邦彦が世界情勢を語った一冊。地政学や思想史、、様々な角度から世界を読み解く。特に民主主義が独裁につながる可能性や、グローバル経済の中で製造業従事者の非白人を切り捨てた結果トランプが登場した一連の流れ、アメリカ内政に影響を受ける北朝鮮関係など、とても興味深い内容だった。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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