風俗警察 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 54
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040822969

作品紹介・あらすじ

児童ポルノ所持、違法わいせつ動画、AV出演強要、パパ活、JKビジネス……取り締まり最前線

人間の欲望に関わる犯罪を相手にする。だから風俗警察に終わりはない。

児童ポルノ所持、違法わいせつ動画、AV出演強要、パパ活、JKビジネス……等、風俗をめぐる犯罪を扱う「風俗警察」。飲食店やクラブ、パチンコ等、我々の遊びの傍でも目を光らせる。東京五輪も見据えた取り締まり最前線を追う。


主な内容●
プロローグ 
第1章 風俗警察の最前線 
第2章 風俗取り締まりの歴史 
第3章 賭博犯罪を摘発せよ 
第4章 盛り場を監視する風俗警察
第5章 わいせつの基準をめぐって 
第6章 風俗警察の未来形 
エピローグ その日「風俗」も変わる
◆「戦後から平成30年までの風俗の動き」年表付き

感想・レビュー・書評

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  • 警視庁の生活安全部保安課、いわゆる風俗警察の活動を事細かに記載したユニークな本だ.それにしても、いたちごっこだ.次々と新しいサービスを作り出しで、暴利をむさぼろうとする輩を、法の名のもとの取り締まる警察.人間社会の縮図のような図絵が各所にみられる.特に気になったのは、パチンコ業界と警察になあなあの関係だ.人口の1割が年間20万円負けると、何と2兆円.凄い金額だ.その金の一部がけいさつに還流していることは確実だろうが、オープンにするのがよいのか、一度考える時期に来ているように感じている.

  • パチンコ、キャバクラ、ナイトクラブ、風俗、アダルト映像、パパ活など風営法を元に取り締まる警察の実例が書かれている。
    様々な法改正を行い取り締まってもまた法の合間を縫うような新たなサービスが生まれる、法律と警察と人間の欲望とビジネスのいたちごっこだと感じた。風営法に関心がある方や日本の闇を知りたい人にはおすすめ。

  • 風営法関係の部署、における警察の動きとか実例と判例など。
    パパ活やゲームセンターもここの管轄なんだよねーとか、昨今のサイバー犯罪も民泊も管轄でジャンルが幅広くてなおかつ時代とともにあっというま変わってくしで、ふむふむしながら読めた。
    こういうジャンルってマジ日進月歩で人間の欲望ってすごいなって変な関心をしてしまう。
    そして、風営法自体もグレーな感じで幅を持たせてるのが意外と時代に乗れてるのかなって思った。

  • 東2法経図・6F開架:317.7A/I43f//K

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著者プロフィール

1974年千葉県生まれ。中央大学文学部卒業。1999年にNHKに入局し、地方局や東京の報道局ニュースセンターでディレクターとしてニュース番組の制作に10年間携わる。その後、民放テレビ局に移籍し、警視庁キャップ・ニュースデスクなどを歴任。主な著書に『警視庁科学捜査最前線』『マル暴捜査』(以上、新潮新書)、『テロVS.日本の警察 標的はどこか?』(光文社新書)、『警視庁監察係』(小学館新書)などがある。

「2019年 『風俗警察』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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