織田家臣団の系図 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040823249

作品紹介・あらすじ

父・信秀時代、家督相続から本能寺の変まで、激動の戦国を駆け抜けた織田家臣団を時代別に徹底分析。羽柴秀吉・柴田勝家・明智光秀・荒木村重……天下統一を目指した組織の実態に迫る! 家系図多数掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 織田信長の親戚と、信長の家臣(尾張・美濃出身を中心に)の家系図をひたすら照会する一冊。

    特別学術的な発見があるわけではないが、辞書のような使い方ができるかも。

  • 信長の家臣は概ね4種類で、
    父親の代からの家臣(柴田勝家とか)、それよりも後の家格が低い者(丹羽長秀)、その後の信長が抜擢した者(秀吉とか)、外様(荒木村重とか)になる。
    外様は支配地域拡大に連れてのこと。
    それ以外は地縁者が多く、実力で抜擢というのは少ない。
    その辺が巷間云われていた話と実情が違っていて成程と感じた。

  • 書名から想像していたものと違った読後感。名前の表記は氏・官名・諱で、著者のこだわりを感じる。系図の史料だけでなく、現代の関連本も参照しているのはよいのだが、織田一族に関わる主だった武将の解説に、著者の考えがあまり見えてこなかった。まして、血筋を良く見せるための偽系図が作られている例も多い。できれば現時点で確定している知見だけでまとめてほしかった。

  • 詳しいですね。
    一般的な本であれば、端折ってしまう部分まで丁寧に解説してくれています。マニア心を擽りますね♪

  • マニアにはお薦め。

  • こだわったのは実力より地縁、というのは、この本を読んでみてもなお腹落ちしなかったが、柴田勝家と丹羽長秀の対比でそういう成立ちもあるのか、とは思った。ただ信長という人は、やはり家臣を機能として見て、使える、使えないが最も重要な判断基準である戦国時代随一の実力主義の人、という定説俗説がこの本を読んでみても一向に覆ったようには見えないので、そこがマイナスポイント。
    信長にとっての家臣は、家康は言うまでもなく、秀吉と比べても重要な要素ではなかったのだろう。よって、同著者同種の秀吉本・家康本に比べて面白くはなかった。

  • 縦ではなく、横の家臣の繋がり。

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著者プロフィール

1963年北海道生まれ。國學院大學経済学部を卒業後、ソフトウェア会社に入社。勤務の傍ら、論文・著作を発表。専門は企業集団、企業系列の研究。2005- 06年、明治学院大学経済学部非常勤講師を兼務。06年、國學院大學博士(経済学)号を取得。著書に『企業集団の形成と解体』(日本経済評論社)、『日本の地方財閥30家』(平凡社)、『最新版 日本の15大財閥』『織田家臣団の系図』『豊臣家臣団の系図』『徳川家臣団の系図』(KADOKAWA)、『三菱グループの研究』(洋泉社)など多数。

「2022年 『徳川十六将 伝説と実態』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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