豊臣家臣団の系図 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040823256

作品紹介・あらすじ

豊臣の家臣団を「武断派・文治派」の視点で分析。「武断派」は「小六・二兵衛・七本槍」の3世代別に解説。本流「文治派」についても詳説し、知られざる豊臣家臣団の実態に迫る。家系図多数掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 豊臣家の家臣を年代や出身地別に分類している。
    最初に家臣団の年代を織田と徳川と比較している表があり、そこからの考察も興味深い。
    豊臣家臣の子孫が徳川時代になってどのような縁戚を結んだかで趨勢がわかったりするのも面白かった。
    有名な竹中半兵衛と黒田官兵衛は二人とも兵衛で「二兵衛」と呼ばれることもあるそうな。
    官兵衛は「かんべい」ではなく正確には「かんびょうえ」と呼ばれていた。
    キリシタン史料で「Cambioye」と発音されていることが記されているそうな。
    知っている家臣の部分しかちゃんと読まなかったが、詳細に読み込むと閨閥による関係性や、時の有力者との関係がわかって新たな発見がある。
    色々な歴史研究があって、その一端に触れることでキャラが想像出来て面白かった。
    適当な飛ばし読みだったが実に楽しめた(だったらちゃんと読めば良いのに)

  • すごい細かい!
    系図が入り組んでいます。
    これは、かなり入念に調べられていますね。
    系図が大好物の私にはぴったりのシリーズです。

  • 織田信長との違いが改めて理解できた。

  • 信長の家臣が秀吉の家臣になり、家康の家臣になっていくさまが、婚姻関係からも説明されているのが面白い。当たり前と言えば当たり前だが、時代の変わり目が忠実に反映されている。

  • 豊臣家に臣従したことのある武将を仕え始めた年代により各世代に分け、その系譜を姻戚関係を主にして解説してある。かなりマイナーな武将も項目として取り上げられている。豊臣家が滅ぼされたこともあってその家臣の系譜ははっきり判明していないところがある。最新の学説への目配りもある。

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著者プロフィール

1963年北海道生まれ。國學院大學経済学部を卒業後、ソフトウェア会社に入社。勤務の傍ら、論文・著作を発表。専門は企業集団、企業系列の研究。2005- 06年、明治学院大学経済学部非常勤講師を兼務。06年、國學院大學博士(経済学)号を取得。著書に『企業集団の形成と解体』(日本経済評論社)、『日本の地方財閥30家』(平凡社)、『最新版 日本の15大財閥』『織田家臣団の系図』『豊臣家臣団の系図』『徳川家臣団の系図』(KADOKAWA)、『三菱グループの研究』(洋泉社)など多数。

「2022年 『徳川十六将 伝説と実態』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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